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2009年9月14日

【iPhone 3GS使用レポート5】 バージョンアップで向上した読み上げ機能

アクセシビリティ・エンジニア 辻

去る9月9日(日本時間は9月10日)にiPhone OSの新版、バージョン3.1が公開されました。それに伴い、VoiceOverにも少なからず変化がありましたので、その内容を本エントリーで簡単にご紹介したいと思います。

VoiceOverの新機能

これまで、設定メニューの中からしか制御できなかったVoiceOverの開始と停止が、簡単なキー操作で行えるようになりました。ホームボタンを3度クリックすることで操作できます。

例えば、iPhoneの操作には慣れているけどVoiceOverを使った操作に不慣れな人にiPhoneの設定などをお願いするような場合、これまでは「設定」メニューの「一般設定」の「アクセシビリティ」を開いてVoiceOverを停止させなければ、普段と同じジェスチャーでiPhoneを操作してもらうことができませんでした。しかし今回のアップデートを適用すれば、ホームボタンを3回クリックするだけで、簡単にVoiceOver機能のOnとOffを切り替えることができます(事前に1度、ホームボタントリプルクリック時の動作でVoiceOverを使用するように設定しておく必要があります)。

もう一つの大きな変更点は、VoiceOverを使ってテキストなどの編集ができるようになったことです。ローターコントロールで選ぶことができる項目の中に、「編集」というものが追加され、文章の切り取りや貼り付けなどが行えるようになりました。

筆者がとても便利だと感じているもう一つのVoiceOverの機能は、iPhoneをロックしているときにホームボタンを押すと、現在の時刻を読み上げる機能です。これまではiPhoneのホームボタンを押した後、画面の上側に触れなければ時刻を確認することができませんでしたが、時間を確認するだけであれば、ホームボタンを押すだけでよくなりました。

また、日本語版VoiceOverの読み上げ内容が改善されたこともすばらしいと思います。例えば、これまでは「Wifi」のことを「うぃふぃ」と読んでいたため、慣れるまではとても違和感があったのですが、この辺の細かい読み上げが修正されています。余談ですが、「読み込み中」と読まれていた部分が「よみごみちゅう」と聞こえるようになったのには少々びっくりしました。

Safariの読み上げ機能の変更

前回のiPhone 3GS使用レポートの中でも紹介しましたが、iPhoneに標準で組み込まれているブラウザのSafariには、Webコンテンツ閲覧のためのさまざまなコマンドがあります。加えて今回のバージョンアップでは、PDFコンテンツの読み上げもできるようになりました(現在のところ、快適に読めるわけではないようです)。また、Webコンテンツ内でlang属性が設定されていれば、VoiceOverはそれぞれの言語の音声に切り替えてコンテンツを読むことができる点もすばらしいと思います。

さまざまな機能が追加されたり改善されたりしていくiPhoneに、今後も注目していきたいと思います。

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