NVDA 2011.1リリース
3月7日、無料でオープンソースのWindows用スクリーン・リーダーNVDAの公式版、NVDA 2011.1がリリースされました。
当Blogではこれまでに、以下のエントリーでNVDA 2011.1の開発動向をお伝えしてきましたので、本エントリーでは2011.1rc1からの変更点をお伝えいたします。また、昨年10月にリリースされたNVDA 2010.2からの変更点の中で、私が特に注目した改良点についてご紹介します。
2011.1RC1からの変更点
- 翻訳メッセージの更新
- ユーザーガイドのフォーマットの問題を修正
- 英語以外の言語の左コントロールキーの読み方を修正
NVDA 2010.2からの変更点(抜粋)
- 仮想バッファー内でShift+Ctrl+上矢印キーまたはShift+Ctrl+下矢印キーを押すと、段落を選択できるようになりました
- 訪問済みページにおける仮想バッファー内での最後に読み上げていた場所をNVDAを終了するまで記憶しておけるようになりました
- NVDA+Shift+Sを押すことで、現在フォーカスされているアプリケーションで一時的にNVDAの動作を停止したり再開したりするためのスリープモードが使用できるようになりました
- キーボードヘルプは、キーボード以外からの入力を考慮して「入力ヘルプ」に名称変更されました
- 音量を上げる、音量を下げる、ミュートといった項目が、入力ヘルプで読み上げられるようになりました
NVDA 2011.1のダウンロードと変更履歴は、以下のリンク先をご参照ください。
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