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CSUN参加レポート4: インターネットで身近になった世界

2010年4月6日
アクセシビリティ・エンジニア 辻

今年も昨年に引き続き、世界最大級のアクセシビリティに関する国際会議、CSUNに参加するために渡米いたしました。大変遅くなってしまいましたが、今回はCSUN参加4日目の様子をお伝えいたします。

本日は、前の夜にたくさん眠れたおかげで、滞在4日目にしてやっと体が時差になじんで朝を迎えることができました。しかし、相変わらずホテルの広さには圧倒されながら発表が行われる会場内をうろうろしてしまいました。

本日もっとも印象に残ったのは、Stanford Captioningというスタンフォード大学で取り入れられている動画コンテンツに字幕を付加したり、動画の内容のテキスト化を行ったりするためのワークフローに関する発表でした。スタンフォード大学では、提供されるすべての動画コンテンツに字幕を付加する取り組みを行っており、撮影された動画コンテンツがアップロードされてからテキスト化が完了するまでの作業手順を定義することで、効率化を図っていることが紹介されました。

当社でもアクセシビリティPodcastを字幕付きで配信しておりますし、今後はこのような音声や動画で提供されるコンテンツへの字幕やテキストのニーズも増えて行くことが予想されることから、作業の手順について今のうちからしっかり考えておくことが必要ではないかと感じました。

インターネットで身近になった世界

今回のCSUNでは、ホテル内の無線LANをいつでも利用することができました。そこで私は、自室にいる時も発表を聞いているときも、可能な限りPCかiPhoneのどちらかを使ってネットワークに接続するようにしていました。

家族と連絡をとるときはSkypeを使っていつでも高音質で会話することができましたし、参加している発表で気になった事柄はTwitterを使って発言したりと、ネットワークに接続しているだけで普段の生活とあまり違わないような活動をすることができました。

また、昨年7月より愛用しているiPhoneは、アメリカ滞在中にも便利に活用することができました。たとえば日本のラジオが聞きたいときはooTunesというアプリケーションを使ってお気に入り登録しているコンテンツを聞くことができました。また、同僚や友人たちの発言をVoice Tweetyなどのアプリケーションを使って確認できたことでも日本を身近に感じることができ、とても心強く感じました。

私が最初に渡米した20年前と比較すると、インターネットを介して接続することで、世界をより身近に感じることのできる環境が整ってきたことを改めて実感したできごとでした。

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