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【iPhone 3GS使用レポート1】: 初めてのタッチスクリーン

2009年7月7日
アクセシビリティ・エンジニア 辻

日本では去る6月26日に発売されたiPhone 3GS、皆様はもうご覧になりましたでしょうか?カメラ機能の向上や処理速度の向上など、ハードウェアも進化したiPhoneですが、筆者が気になった機能は、日本語対応のVoiceOver(スクリーン・リーダー)です。iPhoneの画面上に表示される内容を音声で読み上げることで、視覚障害者のユーザーにもiPhoneが活用できる機能として、6月初旬より話題になっていたので、すでにご存知の方もいらっしゃるかもしれません。またもしかしたら、iPhone 3GSの音声コントロールのことだと勘違いしてしまっている方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、そのiPhone 3GSを購入して少し使用してみましたので、簡単にタッチスクリーンの使用感について書いてみたいと思います。

タッチスクリーンは想像していたよりも利用しやすい

iPhone 3GSを実際に使用するまで、筆者が想像していたタッチスクリーンとは、少し指がずれただけでも操作に支障をきたしてしまうようなものでした。もしかしたら、電話をかけるだけでも長い時間がかかってしまうのではないか、電話はかけられたとしても文字入力はできないのではないかと、どちらかといえば悲観的な想像ばかりをしていました。

実際に手にして使用してみると、タッチスクリーンでの操作は、それほど難しくないことがわかりました。アイコンを選択するために指を動かすと、VoiceOverはちゃんと指の動いた先のアイコン名をすばやく読んでくれますし、キーボードからの文字や数字の入力は、普段使用しているPC用のキーボードを思い浮かべながら指を動かしていけば、大きな問題もなく目的の文字や数字をみつけられるようになっています。

とはいえ、二日ほど使用しただけでは、操作が難しい場面があるのも事実です。今回から少しずつですが、筆者がiPhoneの使い方に慣れていくまでの間、気がついたことをご紹介していきたいと思います。どうぞご期待ください。

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