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【NVDA日本語化】 2010年2月の進捗状況

2010年3月15日
アクセシビリティ・エンジニア 辻

無料でオープンソースのWindows用スクリーン・リーダー、NVDAの日本語化は、NVDA日本語化プロジェクトで作業を続けております。遅くなってしまいましたが、今回は2月の進捗状況をお伝えしたいと思います。

NVDAプロジェクトの動き

2月22日に、NVDA 2010.1 Betaがリリースされました。2010年初のリリースとなるNVDA 2010.1では、主にこれまでみつかった問題への対応が行われる予定です。これからしばらくの間、各国語のメッセージやドキュメント翻訳のアップデートが行われた後、オフィシャル版としてリリースされる予定です。

日本語化プロジェクトの動き

2月に、東京女子大学現代文化学部コミュニケーション学科・渡辺研究室の木下さんと島谷さんが卒業研究の中で作成された、NVDA操作ガイドを公開しました。

またNVDA日本語化プロジェクトでは、1本のパッケージを作成して公開しました。NVDA日本語開発版の最新パッケージは、NVDA日本語化プロジェクトのダウンロードページからダウンロードしてご利用ください。

ソースコードにつきましては、8度の更新を行いました。最新のソースコードは、NVDA開発版r3595をベースにしております。

ミーティングは2月16日に行い、日本語入力時のIMEの変換候補読み上げにつきまして、作業を進展させることができました。
また関連して、ミーティングの中で指摘のあったNVDAをソースコードから実行する方法のドキュメントをアップデートしました。

ドキュメント翻訳につきましては、NVDAユーザーガイドの以下の4項目を翻訳しました。ユーザーガイドの基本的な翻訳は終了しましたので、今後はNVDAプロジェクトのドキュメントへの最新の変更点を反映させ、公開に向けて作業を続けてまいりたいと思います。翻訳にご協力いただきました皆様、ご協力どうもありがとうございました。

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