Smart Communication Design Company
ホーム > ナレッジ > Blog > アクセシビリティBlog > 2013年8月 > スクリーンリーダーが通知するリスト項目数

アクセシビリティBlog

Webサイトのアクセシビリティを高めるための方法や国内外の関連情報など、さまざまな角度からWebアクセシビリティに関する話題をご提供していきたいと思います。

当Blogの更新情報は、Twitter経由でも配信しています。興味のある方はぜひ、@mlca11yをフォローしてください。当Blogへのご意見・ご質問は、Twitter経由でも受け付けております。

2013年8月20日

スクリーンリーダーが通知するリスト項目数

アクセシビリティ・エンジニア 辻

Webページ内で使用されているリストは、スクリーン・リーダーによっては項目数とともに読み上げられます。昨年9月に公開した読み上げ環境別動作検証報告:基本的な要素の通知方法2012の中では、iOSのVoiceOver以外の環境で、リストを読み上げる時に項目数が情報として読み上げられることを紹介しています。

例えば以下のリストをJAWSの仮想バッファー上で確認すると、『3個のリスト』と読み上げた後『バナナ、リンゴ、ミカン』と読みます。

私はこのリスト項目数の通知を、ページ内のリストを確認する際の目安として使用しています。たとえば、10個のリストという通知があれば、「今から読もうとしているリストには10個の項目が入っているので、それほど読み上げるのに時間はかからないだろう。」とか、100個のリスト読み上げられれば、「このリストには多くの項目があるので、読み上げるには長い時間が必要そうだから、リスト項目の確認は後回しにして、. (ピリオド)キーを押してリストの先へ読み進めよう。」という感じです。

ところが、それぞれのリスト項目の長さは一定でなかったり、項目が入れ子になっていたりと、項目数を目安としてページを読み進めていく場合、いつも同じように目的を達成できるわけではありません。たとえば以下の例のようなリストでは、冒頭に通知される項目数だけではリストの内容量を把握することができません。

このリストは最初の例と同じように『3個のリスト』と通知されますが、入れ子になっているので実際にはそれ以上の項目が入っています。つまり、リストの先頭に通知される項目数では、リスト全体の情報量を把握することが困難なのです。

リストの冒頭に読み上げられる項目数は一見、スクリーン・リーダーの利用者にリスト内に含まれる情報量を通知する大切な情報のようにも感じますが、意図した通りの情報を得られない場合があります。もしかしたら、リストに含まれる文字数のように、もっと正確にリスト内の情報量を把握できる通知が求められているのかもしれませんね。

ミツエーリンクスでは、WCAG準拠JIS X 8341-3対応をはじめ、さまざまなWebアクセシビリティ関連サービスをご提供しています。是非アクセシビリティのページをご覧いただき、お気軽にお問い合わせください。

Pick Up