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アクセシビリティBlog

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2007年9月21日

「辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシビリティPodcast」第1回 前編

フロントエンド・エンジニア 木達

辻ちゃん・ウエちゃん先週9月14日付のコラムにて既に辻が触れていますが、いよいよ本日より、当アクセシビリティBlogの新コンテンツとしまして、「辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシビリティPodcast」を開始いたします。Webアクセシビリティの第一人者である株式会社インフォアクシアの植木真氏と当社アクセシビリティ・エンジニアであり、いちスクリーン・リーダーユーザーでもある辻による、Webアクセシビリティの話題が満載の放送をお届けしてまいりますので、是非ともご期待ください。

なお今回、記念すべき第1回は拡大版として、前・後編の2本立てでお送りいたします。

概要

第1回前編は、このPodcastについての説明と、今月のアクセシビリティヘッドライン前半、

についての話題を扱っています。

聴取方法のご案内

ブラウザ上で再生される方は、下記のFlash Playerをご利用ください。

ダウンロードしてその他のプレイヤーで再生される方は、ダウンロードボタンよりmp3ファイルをダウンロードの上、ご利用ください。

音声がご利用いただけない環境の方には、本エントリーの最後にテキスト化された内容を提供いたしております。

また、iTunesなどRSS対応のソフトウェアをご利用の方には、辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシビリティPodcast用RSSも提供いたしております。

なお、ご意見、ご感想などございましたら、当エントリーのコメント入力フォームよりお寄せください。たくさんのご意見をお待ちいたしております。

それでは、どうぞお楽しみください!


「辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシビリティPodcast」第1回 前編MP3ファイルのダウンロード

「辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシビリティPodcast」第1回 前編 テキスト

植木、辻(以下、二人)
辻ちゃん、ウエちゃんのアクセシビリティPodcast〜!
辻:
というわけで始まりました、アクセシビリティPodcastです。わたしはミツエーリンクス、アクセシビリティ・エンジニアの辻勝利です。今回からのPodcastでは辻ちゃん、ということでしゃべらせていただきたいと思います。よろしくお願いします。そして、
植木(以下、ウ):
はい、インフォアクシアの植木と申します。このPodcastではウエちゃんということで、辻ちゃんと一緒にお届けしていきたいと思います。
二人:
よろしくお願いします。
辻:
さて、アクセシビリティPodcast、このPodcastを始めたきっかけについて、ちょっとお話したいと思うのですが。やはりアクセシビリティといいますと、何か特別なことをしなければいけないんじゃないかという考え方をされる方が多くて、すごく堅いイメージがあると思うんですね。なので、もっと身近にアクセシビリティを感じていただくために情報発信をしたいと思いまして、できればダウンロードして、通勤通学の電車の中で聞いていただけるような、
ウ:
ああ、いいですねー、はい
辻:
感じの、情報を発信していきたいと思いまして、このPodcastをはじめました。ウエちゃんはどうですか、こういう情報ってのは日本では他にもあったりするんですかね?
ウ:
えーと、Podcastって言うのはちょっと聞いたことないですね。いろんな人が最近Podcastやっていますけど、アクセシビリティをテーマにしたやつというのは、おそらく、日本でも初じゃないですかね。
辻:
そうですね。ぜひ、あの、一応3ヶ月というのを目標にはじめたんですが、できるだけ長く、気に入っていただけるような方が増えてくれば、どんどん一年でも二年でもやっていけたらな、と思っていますので、ひきつづきよろしくお願いいたします。それでは、このPodcastの内容なんですが、まず、月2回、隔週で情報を発信していきます。で、1回目はその月の、今回、9月の1回目になるんですけど、アクセシビリティに関するヘッドライン、さまざまな動きがありますよね、そういった、こうヘッドライン的なものを情報として発信していきたいと思います。 で、もう1回、隔週なので、月の終わりのほうにくるPodcastでは、わたしが日ごろ使用しておりますスクリーン・リーダーを取り上げまして、その便利な使い方ですとか、そういった情報を発信していけたらいいな、と思っております。
ウ:
実際、ユーザーテストをやっていると、自分で使いづらくしちゃっているような、ケースも結構見かけたりするんで、そのへんこのPodcastをユーザーの皆さんに聞いてもらって、テクニックとか覚えてもらえると、いいかもしれないですね。
辻:
もっとWebを日常的に、快適に使っていただきたいと思いまして。
ウ:
さすが、辻ちゃん!
辻:
いえいえ、わたしも本当にWebは日常生活とはきってもきれないものですので、いい情報が発信していけたらな、と思っております。それでは、今週はアクセシビリティヘッドラインということで、いくつか情報をお伝えしたいと思います。
アクセシビリティヘッドライン
辻:
では、今週のトピックスなんですが、最近にわかに注目を浴びてます、Web上のサービスTwitter、ですね。実はTwitterのログイン、ユーザーアカウントを作成するページ、新規アカウント作成のページは、画像認証という技術が使われていまして、
ウ:
CAPTCHAってやつですね?
辻:
はい、CAPTCHAですね。で、これに最近オーディオCAPTCHAという、僕達視覚障害者でも音を聞くことによって、認証を通過することができるようなシステムが導入されました。
ウ:
CAPTCHAってみんな知ってますかね?
辻:
そうですねー
ウ:
数字とかアルファベットがぐにゃぐにゃってなってて、画面見てる人じゃないと、文字がわからないってやつ。それを入力して、登録ができる、そういうやつなんですけどね、やっぱり音声読み上げ対応していないことがほとんどなので、
辻:
そうですねー
ウ:
スクリーン・リーダーとか使っている人からすると、登録できないじゃないか、と
辻:
本当に門前払い、という感じですね。アメリカではよく、No Blind Allowed Mark、っていう言い方をしたりするんですが、そこまで、拒絶してるわけではないと思うのですが、確かに障壁であることには間違いないですね。
ウ:
で、このTwitterだと?
辻:
Twitterに搭載されたオーディオCAPTCHAってのが、ちょっと音を聞いていただきましょうか。

(TwitterのオーディオCAPTCHAの音声。)ピー、というスタート音のあとに、バックグラウンドに人の話し声のようなノイズが流れ、その上から時折英語で数字を読む声が聞こえる。

辻:
はい、流れました。さて、この音声、お聞きになって、ウエちゃんいかがですかね?
ウ:
うーん、これどうなんだろうね? まあ、英語で言ってるからかもしれないけど、ちょっと聞き取りづらいかな、っていう。
辻:
そうですね、ひとつにはわざわざ、例えば音声認識の技術をつかってCAPTCHAを通過しちゃおうとする人たちがいまして、そういうアクセスを避けるために、わざと聞きにくい音を聞かせてる、っていうのもあるんですけど、
ウ:
あ、これ、あれだ。僕達3月に今年ロサンゼルスのCSUNというカンファレンスに、
辻:
あー、はいはい。
ウ:
いってきて、あそこでGoogleがやっぱり、
辻:
Googleもやってましたね。
ウ:
おんなじやつをやってて、プレゼンテーションをしてましたよね。あれとおんなじ、おんなじような。
辻:
そうですね。もうちょっと聞きにくいかもしれない。電話で数字を読まれているような感じの音がします。
ウ:
あー、なるほど。
辻:
Googleのセッション、面白かったですね。CAPTCHAの音の移り変わりの歴史、みたいなのがあって。
ウ:
最初はホワイトノイズのザーって音を入れてたのが、それだとよくないっていうんで、人がこうしゃべってるものに背景の音を差し替えて、あれもなんか聞きにくかったような気がするんだけど。
辻:
ちょっとここに持ってきてますんで、このGoogleのCAPTCHAの、オーディオCAPTCHAの音を。
ウ:
さすが、辻ちゃん。準備がいいですね。
辻:
聞いてみましょう。

(GoogleのオーディオCAPTCHAの音声。)ピ、ピ、ピ、という3つの音で始まる。人の話し声のような背景音声の上に、時折英語で数字が読み上げられる。1回目の終わりに"Once again"と入り、もう一度繰り返される。

辻:
さて、これがGoogleバージョンなんですけども。なんか、"Once again"だけよく聞こえましたね。
二人:
(笑)
ウ:
でも、2回繰り返しているのはGoogle。あと、最初のピ、ピ、ピ、ピ、っていう音もGoogleの方はピ、ピ、ピ、ピ、っていうけど、Twitterは1回しか言わないんだよね。
辻:
Twitterはピー、っていう長い音でしたよね。でもまあ、オーディオCAPTCHAはいくつかのサイトで実装されてるんですけども、ものによっては本当にいきなり音声が始まるバージョンもありますし、Googleも元々は音声だけの状態だったので、そういう意味ではスクリーン・リーダーを使っている僕達でも準備ができる。スクリーン・リーダーをまず、数字を入力できるところにあわせないといけないので、その準備ができるというのはよくなりましたね。
ウ:
でもね、本当にいままではね、スクリーン・リーダーを使っている人はお手上げだったけど、こうやってオーディオでも聞けるようになると、みんながやっぱり使えるようになるんで、これはすごくいいことですよね。
辻:
そうですね。一方、その米国Yahoo!に関しては、まだ実はこういう、登録のところにCAPTCHA、画像認証が使われているんですけど、オーディオCAPTCHAとか、そういう代替手段がないんですね。
ウ:
あー、まだないんだ。Yahoo!の方には。
辻:
実はあの、電話を使ってオペレーターの方が対応してくださる、というサービスはあったんですけど、それがなかなか利用できないという視覚障害者の方々が集まりまして、実はYahoo!にオーディオCAPTCHAを導入してくれ、っていう署名活動をおこなってます。
ウ:
それはオンラインで?
辻:
オンラインですね。えーと、blindwebaccess.com、というサイトなんですけど。こちらの方で署名活動が行われています。こういった動きは実は徐々に始まっていまして、日本でもですね、たくさん、画像認証を利用した楽しそうなコンテンツっていうのはたくさんあるんですけど、なかなかまだ、オーディオ版の認証ってのは一般的じゃないので、今後、こう、日本でもそういう動きが出てくるといいな、と。
ウ:
なんかね、Googleはアメリカの本社の方でちゃんとアクセシビリティのエキスパートがどんどん採用されているみたいだし。
辻:
はい、いらっしゃいますね。
ウ:
Yahoo!の日本の、Yahoo! JAPANの方にはユーザビリティとか、アクセシビリティを一生懸命やってる人たちがいるみたいなので、
辻:
先日のWeb標準の日々でも、すごい興味深い講演を、
ウ:
おもしろかったよね。
辻:
きかせていただきました。
ウ:
是非、GoogleとかYahoo!がこういうことをやってくれると、他のサイトも、みんなこう、やってくれるきっかけになると思うので、是非Google、Yahoo!には引っ張っていってもらいたいですね。
辻:
頑張っていただきたいですね。はい、ということで画像認証に関するトピックス、トピックでした。トピック、単数ですね。
二人:
(笑)
ウ:
細かいね。
辻:
いえいえ。
辻:
はい、というわけで、最初のトピックまでを聞いていただきました。今回は第1回目ということで、内容を拡大してお送りしたいと思います。引き続き、後半もお楽しみください。それでは、
二人:
アディオス、アミーゴ!

コメント

1回目にして、このノり、プロのパーソナリティになりきってますね。
テンポとリズムがあり、とても楽しく聞かせていただきました。それにしても息が合ってますね。2回目が楽しみです。
アディオス!

Posted by: fukushima-yuko : 2007年10月15日 17:36

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