Opera9.5のアルファ版公開
さまざまな利用環境で動作するブラウザ、Operaの最新バージョン、Opera 9.5のAlpha版が、9月4日にリリースされました。
今回のOpera 9.5の特徴の一つに、スクリーン・リーダーを用いてOperaを利用できるようにするアクセシビリティの向上がありましたので、筆者も早速ダウンロードしてスクリーン・リーダーで利用可能かの検証を行いました。今回テストに使用したスクリーン・リーダーは、リリース時のドキュメントで対応予定の候補に挙がっていた以下のものです。
- Freedom Scientific
- JAWS for Windows 8.0
- 有限会社エクストラ
- JAWS for Windows Professional Ver.7.1 日本語版
- GW Micro
- Window-Eyes 6.1
- NV Access
- NVDA R1170
結論を申しますと、現在のところ上記のどのスクリーン・リーダーを使用しても、メニューバーの読み上げは向上しているものの、快適にWebサイトの情報にアクセスすることはできませんでした。
とはいえ、今回公開されたのはAlpha版ですので、今後それぞれのスクリーン・リーダーでもOperaがより使いやすくなるように改良される可能性があります。現在、上記のスクリーン・リーダーの利用者には、Internet ExplorerとFirefoxが利用可能ですが、今後新たに使用できるブラウザの選択肢が増えることは有益なことだと考えられます。今後の動きにつきましても、期待しながら調査を続けていきたいと感じました。
なお、今回公開されましたAlpha版はまだ開発途中のものであり、予期せぬ問題を含んでいる可能性があります。ご利用になる際はChangelog for Opera 9.50 Alpha 1 for Windowsなどのリリースノートをご参照いただき、ご自身の責任でご利用ください。
ミツエーリンクスでは、WCAG準拠やJIS X 8341-3対応をはじめ、さまざまなWebアクセシビリティ関連サービスをご提供しています。是非アクセシビリティのページをご覧いただき、お気軽にお問い合わせください。