NVDA 2011.1.1リリース
4月7日に、無料でオープンソースのWindows用スクリーン・リーダーNVDAの公式版、NVDA 2011.1.1がリリースされました。これは、3月7日に公開されたNVDA 2011.1のセキュリティリスクへの対応を含む重要な問題に対応するために緊急リリースされたもので、NVDA開発者のJames Teh氏は、すべての2011.1の利用者宛てに、2011.1.1へのアップデートを呼び掛けています。
このリリースで修正されるのは次の項目です。なお、各項目についている番号は、本家NVDAプロジェクトが個々の問題に割り当てているチケット番号です。問題の詳細の確認にご利用ください。
また、当Blogは翻訳の正確性を保証しませんので、必要に応じて原文をご参照ください。
- セキュリティリスクを回避するため、ログオン、ロック、ユーザーアカウント制御等のWindowsのセキュアスクリーンでの寄付の項目を無効化(#1419)
- セキュリティリスクとなりうるセキュアデスクトップ(ロック、ユーザーアカウント制御スクリーン及びWindowsログオン)上のNVDAユーザーインターフェース内でのコピーやペースト機能を無効化(#1421)
- Firefox 4.0において、Flashコンテンツのような埋め込みオブジェクトから仮想バッファーに戻るためのコマンド(NVDA+コントロール+スペース)が機能しなかった問題を修正(#1429)
- コマンドキーの読み上げが有効な時、Shift+文字キーが、誤ってコマンドキーとして読み上げられる問題を修正(#1422)
- コマンドキーの読み上げが有効な時、スペースキーとともにShiftキー以外の代替キー(例えばコントロールとalt等)がコマンドキーとして通知されるように修正(#1424)
- セキュリティリスクであるため、ログオン、ロック、ユーザーアカウント制御及びその他のセキュアなWindowsスクリーン上でのすべてのログ記録を無効化(#1435)
- (ユーザーガイドに基づいて)入力ヘルプモードにおいて、ジェスチャーがたとえスクリプトに割り当てられてなかったとしても記録するように修正(#1425)
- 翻訳メッセージの更新
NVDA 2011.1.1のダウンロードと変更履歴は、以下の情報をご参照ください。
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