漢字の変換候補を読み上げられるNVDA日本語Alpha版リリース
無料でオープンソースのWindows用スクリーン・リーダー、NVDAの日本語化は、NVDA日本語化プロジェクトで作業を続けております。
このたび、日本語化の作業の中でももっとも重要な機能の一つ、漢字変換候補の読み上げ機能を含んだNVDA日本語Alpha版をリリースしました。改善しなければならない問題も多々ありますが、多くの方々にご使用いただき、NVDA Japanese Users等でフィードバックをいただきながら今後の開発を継続していきたいと考えております。
今回、日本語化プロジェクトで漢字変換中の変換候補の読み上げの動作確認を行ったのは、以下の環境です。
- Windows XP
- 詳細なテキストサービスをOffにした、Microsoft IME Standard Ver 8.2
- Windows 7
- ATOK 2008
- Microsoft Office IME 2007
- Microsoft IME
また、NVDA日本語Alpha版をご使用いただく場合、以下の点をご了承ください。
- 漢字変換をスペースキーで行ったときだけ、変換候補が読み上げられます。「変換キー」や「上下カーソルキー」で移動した場合は、詳細読みは行われません。
- 変換中の項目を読み飛ばしてしまう可能性があります。
- 変換候補を2個読んでしまう等、1個目の変換項目の読み方に問題が発生する可能性があります。
- SAPI4の音声エンジンを使用した場合、読み上げに遅延が発生する可能性があります。
このNVDAパッケージは、まだ開発途中のものであり、予期できない問題を含んでいる可能性もありますので、ご自身の責任でご利用ください。NVDAは、NVDA Projectが開発元であり、このパッケージは、日本語環境でNVDAをご利用いただく目的で作成した物であることをご了承ください。
コメント
こんにちわ。
いつも、ありがとうございます。
NVDA日本語版アルファ版を、リリースできたことを、うれしく思っています。
私も、漢字変換を、読み上げてほしいと、思っていました。
今回、制限が、あるものの、実現できたことを、うれしくおもっております、。
今後とも、よろしくおねがいいたします。
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