【NVDA日本語化】 2009年10月の進捗状況
無料でオープンソースのWindows用スクリーン・リーダー、NVDAの日本語化は、NVDA日本語化プロジェクトで作業を続けております。今回は、10月の進捗状況をお伝えいたします。
NVDAプロジェクトの動き
去る10月7日、NVDAの新しいパッケージ、NVDA 2009.1beta1がリリースされました。今後はNVDA 2009.1のオフィシャルリリースに向けて、細かい修正が行われる予定です。
また、すでにNVDAのFlashコンテンツへの対応でもご紹介しましたが、NVDAで埋め込みオブジェクトの読み上げができるようになったことは大きな進歩だといえます。
日本語化関連作業の動き
日本語化プロジェクトでは今月、3本のパッケージを作成して公開しました。最新のNVDAはNVDA日本語化プロジェクトのダウンロードページから入手してご利用ください。
ソースコードにつきましては、今月は5度の更新を行いました。現在の最新のソースコードは、NVDA開発版R3327をベースにしています。
今月は、9件のメッセージ翻訳を行い、本家NVDAプロジェクトに翻訳内容を送付しました。
10月13日に、定例のNVDA日本語化プロジェクトのミーティングをミツエーリンクスで行いました。NVDAの日本語化に関する作業について、今後は勉強会を企画しながら、オープンソースコミュニティで開発を継続していくことで参加者の意見が一致しました。
コメント
辻様。
私は、NPO法人ことばの道案内に所属しております山下陽輔(やましたようすけ)と申すものです。
当法人は、視覚障がい者の自立を目指し、言葉による道案内の作成を行なっておりります。
このアクセシビリティーブログを読ませていただいているうち、NVDAというスクリーンリーダーを知りました。
できれば、このNVDAの紹介ページとダウンロードページへのリンクを、私どものホームページにはりたいとおもっております。
是非とも晴眼者野方にも、スクリーンリーダーがどのようなものか知っていただき、ことばの道案内をどのように利用するのかの体験をしていただき理解をもとめるとともに、道案内作成に参加したいという方が増えてくれるといいなと考えています。
お忙しいところ恐縮ですが、もしよろしければ当法人のホームページを閲覧いただければ幸いです。
それでは、よろしくお願いいたします。
山下様
コメントをいただきまして、ありがとうございました。
NVDAをNPO法人ことばの道案内のページでご紹介いただけるとのこと、どうもありがとうございます。
日本語版にはまだ足りない機能もございますが、スクリーン・リーダーを必要としていらっしゃる方々にご活用いただけましたら幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ミツエーリンクスでは、WCAG準拠やJIS X 8341-3対応をはじめ、さまざまなWebアクセシビリティ関連サービスをご提供しています。是非アクセシビリティのページをご覧いただき、お気軽にお問い合わせください。