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外来語の使いかたは難しい

2005年10月4日
HCDコンサルティングチーム 岡田

日本語に訳されないままカタカナで使われる外来語がとても多い気がします。場合によっては、そのまま英文で表記されていることもあるようです。しかしそれらの言葉を利用する人たちの間でのカタカナ語普及率に対して、一般の人の間での理解度が追いついていないというのもまた現状です。

外来語を「斬新さ」や「かっこよさ」という理由で使うことが多いのが若年層。これに対して、読みかたが難しい、意味が正しく伝わらないなど、欠点のほうが目立ってしまうのが高齢者層であるといいます。

普段何気なく使っていることが多い外来語、たとえば、ソリューション、デフォルト、プライオリティーなどの言葉。便利に使っている人も多いと思いますが、これらの用語の国民理解度はわずか25%と言われているのをご存知でしょうか。極力気をつけているつもりでも、業界特殊用語などはついたまに出てしまうものです。私自身、別業界の人が相手の時は、あわてて別の言葉で言い直したりしているものですが。

言葉が相手に正しく伝わっているかを確認するのには、相手が質問でもしてこなければ、わかるものではありません。それでもWebにおいては、サイト内の用語がわからないからといって、いちいちサイト管理者に質問してくるユーザーはほとんどいないのではないでしょうか。それだけに、単に書き手が使いやすいから、という理由で外来語を使用するのはとても危険なことなのです。読み手が理解できるか、ということを考えてから外来語を使用するかどうかを決めなければならないのです。

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