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まずは伝えようとする気持ちを持つことから

2005年9月2日
HCDコンサルティングチーム 岡田

アクセシビリティに配慮しなければ、と身構えてしまうと、各種規格準拠であったり、デザインも変えなければいけないのか、と心配したりと、かなり大掛かりな作業を想定されるかたもいらっしゃるかもしれません。しかし、そもそもウェブサイトは運用者が利用者に対して何らかの情報を伝える場であり、コミュニケーションの一手段でもあります。コミュニケーションにおいて重要なのが、言いたいことだけ伝えっぱなしにしないということ。相手が理解してくれるように伝えなければなりません。たとえば、子供相手に難しい単語をたくさん並べ立てて話したりしないでしょうし、大人同士であっても専門分野の話を他人にするときには噛み砕いて理解しやすい用語を用いる配慮をすると思います。

ウェブ上で情報を伝えようとする場合にも同じことが言えます。不特定多数の人が相手ですので、より多くの人に理解してもらえるように情報を伝えようと努力することが大切です。どうしたらわかりやすくなるのか、アクセスしやすくなるのか、理解してもらえるのか、そんなことを考えてみるだけでも、アクセシビリティを理解することができ、少しずつアクセシブルなサイトに近づいていくのではないでしょうか。

規格に準拠するのもよいことですが、それだけでは解決されない問題がたくさんあります。何よりもウェブを制作、運用する人たちが、使う人のことを考えられなければ、取ってつけたようなアクセシビリティ対応になってしまう気がします。

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