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アクセシビリティBlog

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2011年6月16日

HTML5のLast Callに関連するアクセシビリティの話題

アクセシビリティ・エンジニア 中村

既に半月近くも前のことになりますが、当社Web標準Blogなどでも既報の通り、HTML5がLast Callとなっています。HTML5にまつわるアクセシビリティの話題にはさまざまなものがあるのですが、本エントリーではその中からいくつかを簡単にご紹介します。

HTML5: Techniques for providing useful text alternatives

前述のWeb標準Blogのエントリーでは「HTML5仕様と関連仕様のいくつかがLast Call」になった旨が述べられていますが、その関連仕様のひとつであるこの文書、日本語に訳すと「有用な代替テキストを提供するためのHTML5におけるテクニック」といったところでしょうか、こちらもLast Callになっています。
タイトルの通り、HTML5における代替テキストの付け方についての文書なのですが、これからHTML5を使っていく方はもちろんのこと、現状代替テキストに悩んでいる方にも役に立つ内容となっていますので、HTML5はまだ使う機会がない、という方にも是非ご覧いただければと思います。
HTML5: Techniques for providing useful text alternatives

HTML to Platform Accessibility APIs Implementation Guide

一方、こちらの文書はLast Callではない草案として更新されたものに含まれておりますが、コンテンツ制作者向けではなく、ユーザーエージェントの開発者向けの文書です。そのため、本Blogの読者で直接関係のある方は多くないかとは思います。しかし、HTMLの要素とMSAAやIAccessible2といったアクセシビリティAPIのroleとのマッピング表などは、APIを利用したアプリケーションの開発者には有用な情報となるかもしれません。
HTML to Platform Accessibility APIs Implementation Guide

longdesc属性をHTML5仕様に含むべきか

さまざまな要素や属性の要不要が数多く議論された結果を踏まえてLast Callというステータスまで進んできたHTML5仕様ですが、アクセシビリティと直接関係するlongdesc属性については引き続き議論がなされています。
現時点での草案(Last Call)では「不在の属性」に含められており、その代わりとしてa要素で詳細説明へとリンクするか、イメージマップを用い、その画像の詳細へとリンクする方法を使うように書かれています。
この状況に対し、HTML Accessibility Task Forceはlongdesc属性の必要性を訴え、さまざまな事例を集めるなどし、草案の変更を提案しています。
この議論の詳細につきましては、次のリンク先をご覧ください。
参考:ISSUE-30: Should HTML 5 include a longdesc attribute for images - HTML Weekly Tracker

この他にも、いくつかアクセシビリティ関連で盛り上がっている話題はありますが、またの機会にご紹介していきたいと思います。

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