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2010年8月4日

PDF Accessibility Checker (PAC)

アクセシビリティ・エンジニア 辻

当Blogではしばしば、アクセシブルなPDFを作成する方法について紹介しています。作成したPDFファイルがアクセシブルかどうかをチェックする方法として、NVDA等のアクセシブルなPDFを閲覧できるスクリーン・リーダーを使用することもできますが、今回はPDFファイルの簡易チェックができるツール、PDF Accessibility Checker (PAC)について紹介します。

PACは、スイスの団体Access for allが提供しているPDFファイル向けのアクセシビリティチェッカーで、以下のページより英語版のプログラムをダウンロードして利用することができます。

PACでは、PDFファイルのアクセシビリティ対応状況を、以下の14項目からチェックすることができます。なお、PACはPDFの技術的な観点でのアクセシビリティチェックを行うツールであり、アクセシビリティ対応状況を正確に診断するにはより多くの検証が必要とのことです。

  1. タグ付ドキュメントであるか
  2. ドキュメントにタイトルがあるか
  3. ドキュメントの言語が指定されているか
  4. アクセシブルなセキュリティ設定が行われているか
  5. Tabキーでの移動が、タグの構造に追従しているか
  6. 一貫した見出し構造があるか
  7. しおりが利用可能か
  8. アクセシブルなフォントエンコーディングかどうか
  9. コンテンツが完全にタグ付であるか
  10. 論理的な読み上げ順序であるか
  11. 代替テキストがあるか
  12. タグとロールの構文が正しいか
  13. テキストのコントラストが十分であるか
  14. スペースが存在しているか

検証項目の詳細やPACの使用方法につきましては、PAC Quick Manual PDF, 1.2 MB(英語)をご参照ください。

筆者が知る限り、PDFのアクセシビリティチェックができるツールはあまり多くはありません。もちろん、PACを使っただけでPDFファイルのアクセシビリティチェックが完了するわけではありませんが、このツールの利用をきっかけとしてPDFのアクセシビリティについても考慮されるようになるといいなと思いました。

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