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CSUN参加レポート1: 情報が豊富な今年のカンファレンス

2010年3月25日
アクセシビリティ・エンジニア 辻

今年も昨年に引き続き、世界最大級のアクセシビリティに関する国際会議、CSUNに参加するために渡米しております。今回から7回の予定で、今年のCSUNの様子を、会場のManchester Grand Hyatt San Diegoからお伝えいたします。

私は、日本時間の3月23日の午後に成田を出発し、Los Angeles経由でSan Diegoに到着しました。道中は特に大きな問題もなく、予定通りに会場に入ることができましたが、一つだけ文化の違いを実感させられるようなできごとがありました。

Los Angelesの空港で、乗り継ぎのための空港内の移動に、車いすを使ってはどうかとアドバイスされたのです。「歩いて案内していただければ、自分で歩くことはできます。」と説明しても、「歩けるのはわかるけど、車いすを使ったほうがスムーズに移動できるよ。」となんども進められました。日本での空港では、あまりこのような対応を受けたことがなかったので、少し戸惑ってしまいました。結局、私の依頼通りに、空港内を歩いて案内していただいたのですが、アメリカの視覚障害者の方々は、空港内の移動をどのように行われているのか、聞いてみたくなりました。

情報が豊富な今年のカンファレンス

これまで私にとって、CSUNに参加するときに得られる情報は、主催者から送られてくるメールや、参加受付のときにいただく資料が中心でした。しかし、今年のCSUNでは、情報が充実していることを参加前から感じておりました。たとえばTwitterのハッシュタグ、#csun10がついた発言を見ていくことで、主催者の準備の様子や発表者がどんなプレゼンテーションを行おうとしているかなど、さまざまな情報を得ることができます。また、そのほかにも多くの有益な情報が公開されておりますので、ここでは簡単に、私が気になった情報をご紹介したいと思います。

CSUN 2010 Files | DAISY Consortium
会場で参加者に提供されるCSUN関連の資料を、事前に入手できます。
SeroTalk Tech Chat 55 - CSUN 2010 and San Diego Info
今年から会場となったSan Diegoの情報が紹介されています。
Web Axe - Practical Web Design Accessibility Tips - Podcast and Blog: Podcast #79: CSUN 2010 Preview
今年のCSUNについて紹介されている音声コンテンツです。

24日は、朝6時半から、視覚障害者向けの会場の歩き方のツアーに参加する予定です。次回のエントリーではCSUN2日目の様子をお伝えしたいと思います。

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