Webサイトのアクセシビリティを高めるための方法や国内外の関連情報など、さまざまな角度からWebアクセシビリティに関する話題をご提供していきたいと思います。
2005年10月26日
アクセシビリティ配慮の目的は?
ウェブアクセシビリティに配慮する際、その対応内容や方法ばかりが着目されがちのような気がしますが、実際には配慮しようとする理由、目的も忘れてはならないポイントになります。
アクセシビリティ配慮という時、その目的はふたつあるのかもしれません。ひとつは、健常者、障害者、高齢者を含め、ユーザーの置かれた状況を問わずにより多くのユーザーが情報にアクセスできるようにするという、アクセシビリティ本来の目的を達成することです。そしてもうひとつは、企業の取り組みの一環としての、企業イメージの向上といった、CSR活動の要素が強いものです。
「目的」が何であれ、まずそれを明確にすることはとても重要なことです。サイトを構築する際にその目的を明確にしないと、サイトの方向性が定まらないのと同じように、アクセシビリティに配慮しようという時には、誰に対して何を提供しようとしているのかを、まず考えていただければと思います。そうすれば、限られたコスト内で対応可能な作業もより明確に見えてくると思います。
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2005年10月19日
HTMLは見られても恥ずかしくないように
サイトがアクセシビリティに配慮されているかを調べるのに、HTMLソースのチェックは欠かせないものです。これが結構おもしろいものだったりします。HTMLで書かれたものは、当然ブラウザ上では画像や視覚的なレイアウトがされた状態で表示されます。しかし、ブラウザ上でページが表示されるときには見えないからといって、1ピクセルの画像で隙間を埋めてみたり、文法的に間違ったコーディングが目立つのもまた事実だったりします。
HTMLソースを見るということは、このような小細工もすべてがさらされる、ということを意味します。では誰が見るのでしょうか。それは、非グラフィックブラウザによって閲覧するユーザーです。テキスト系のブラウザでは、HTMLで書かれている内容が、書かれた順番に読み上げられてしまいます。しかし、サイト内の情報を閲覧する上で、1ピクセルの画像が変なところに入ってくるのは不都合だったり、文法が間違っていればマシンが正しく理解できなかったりという問題が生じます。
たとえば、リスト項目にはリストタグが必要なのは、視覚的に目で見てリストだとわかるように、マシンもそれがリストだと認識できる必要があるためです。そうでないと、すべてのリスト項目がひとつの文章のように認識されてしまうのです。アクセシビリティ配慮というのは、実はマシンに対する配慮が大きいものです。HTMLはきれいに正しく書くよう心がけたいものですね。
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2005年10月12日
ここから始めるアクセシビリティ:ALTを書いてみよう
話が前後してしまうようですが、アクセシビリティに配慮する、と言った場合、まず何をすればよいのでしょうか。よく聞かれることは、テキスト版を用意する必要があるのか、デザインを変えなければならないのか、レイアウトを変える必要があるのか、ものすごいコストが掛かるのではないか、といったようなことです。しかし、実際のアクセシビリティ対応の内容は、それこそピンキリといった感じで、「ここまでやればよい」という明確なラインはありません。実際、ちょっと配慮しただけで、ずいぶんアクセシブルになったりするものなのです。
たとえば、画像に対するALTを記述しましょうと言われますが、まず、ALTを書かないのは論外です。最近では「ALTは大事」という認識が高まってきたのか、ALTが書かれていないサイトはそれほど多くない気がします。それでも、書かれている内容が妥当か、というと必ずしもそうではなかったりするのも事実です。もしALTがうまく書けないときには、となりの人にでも目を閉じてもらって、その画像の内容をまず言葉で説明してあげてみてはいかがでしょうか。あなたの説明は、となりの人に理解してもらえるでしょうか。
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2005年10月04日
外来語の使いかたは難しい
日本語に訳されないままカタカナで使われる外来語がとても多い気がします。場合によっては、そのまま英文で表記されていることもあるようです。しかしそれらの言葉を利用する人たちの間でのカタカナ語普及率に対して、一般の人の間での理解度が追いついていないというのもまた現状です。
外来語を「斬新さ」や「かっこよさ」という理由で使うことが多いのが若年層。これに対して、読みかたが難しい、意味が正しく伝わらないなど、欠点のほうが目立ってしまうのが高齢者層であるといいます。
普段何気なく使っていることが多い外来語、たとえば、ソリューション、デフォルト、プライオリティーなどの言葉。便利に使っている人も多いと思いますが、これらの用語の国民理解度はわずか25%と言われているのをご存知でしょうか。極力気をつけているつもりでも、業界特殊用語などはついたまに出てしまうものです。私自身、別業界の人が相手の時は、あわてて別の言葉で言い直したりしているものですが。
言葉が相手に正しく伝わっているかを確認するのには、相手が質問でもしてこなければ、わかるものではありません。それでもWebにおいては、サイト内の用語がわからないからといって、いちいちサイト管理者に質問してくるユーザーはほとんどいないのではないでしょうか。それだけに、単に書き手が使いやすいから、という理由で外来語を使用するのはとても危険なことなのです。読み手が理解できるか、ということを考えてから外来語を使用するかどうかを決めなければならないのです。
