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富士通アクセシビリティ・アシスタンスの提供が終了

2013年8月16日
フロントエンド・エンジニア 木達

富士通アクセシビリティ・アシスタンスのページに、以下のお知らせが掲載されました。

富士通アクセシビリティ・アシスタンス(WebInspector, ColorSelector, ColorDoctor)日本語版、英語版、中国語版、韓国語版の提供を2013年8月20日に終了します

富士通アクセシビリティ・アシスタンスとは、富士通がWeb制作者向けに無償で提供していたツール群の総称であり、 「WebInspector」「ColorSelector」「ColorDoctor」の3つから成ります。

WebInspector
Webアクセシビリティを診断するツール
ColorSelector
背景色と文字色の見やすさを判定するツール
ColorDoctor
グレースケールや各色覚特性に応じてシミュレートし画面を表示するツール

提供が終了する理由や背景には言及が一切ありませんが、ほどなくダウンロードすることができなくなるものと思われます。提供終了を報じた@ITの記事、富士通、色覚障がい者のための診断ソフトウェア無償提供8月20日をもって終了:「終了前に、ただ伝えてほしい」――多くの開発者に届きますように。 - @ITによりますと、パブリックドメインやオープンソースとして提供を存続していただくことは難しいようですので、同ツールをまだ使ったことの無い方には、お早めに入手されることをお勧めします。

個人的には、今回の提供終了のお知らせは残念ではありますが、2003年にWebInspectorが一般に公開されてから約10年にわたり、大変有用なツールを提供いただいてきたことに、いちユーザーとして感謝したいと思います。ありがとうございました。

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