ウェブアクセシビリティ方針策定ガイドラインが改訂
ウェブアクセシビリティ基盤委員会の発行している、ウェブアクセシビリティ方針策定ガイドラインが2013年8月版として改訂されました。ウェブアクセシビリティ方針策定ガイドラインとは、JIS X 8341-3:2010対応を進めるうえで、Webコンテンツのアクセシビリティ方針を文書化する際に明示すべき事項を示したものです。
一つ前の2012年10月版(2012年10月3日公開)と、今回公開された最新版との違いは、「2.1 対象範囲」において、以下の6つの場合の表記例が書き加えられている点です。
- 例1. 特定のディレクトリのみを当面の対象とする場合
- 例2. 特定のディレクトリを対象外とする場合
- 例3. HTML以外のウェブページを除外する場合
- 例4. 動画を除外する場合
- 例5. 新規作成ページのみを対象とする場合
- 例6. CMS配下にあるページのみを対象とする場合
いずれも対象範囲を限定する表記例ではありますが、しかしそのような場合においても、対象範囲から除外したコンテンツの対応の目処を併記している点は、注意が必要でしょう。「最終目標は全体を対象とするという前提」がありますから、既存の全てのコンテンツを一度に対応させることが予算的、あるいはスケジュール的に難しくとも、段階的に対応を進める(またその方針を公開する)ことが重要と解釈できます。
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