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CSUN2013参加報告セミナーを開催しました

2013年4月19日
アクセシビリティ・エンジニア 辻

4月12日の15時30分から17時30分まで、当社セミナールームでCSUN2013 参加報告セミナーを開催しました。当日はお忙しい中多くの方々にご参加いただき、ほんとうにありがとうございました。

本エントリーでは、今回登壇した黒澤と木達がセミナーの中で取り上げた、CSUN2013関連情報をご紹介いたします。英語の資料となりますが、ご参考になりましたら幸いです。

黒澤の発表から

黒澤にとって今回が初めてのCSUNとなりました。彼にはサンディエゴの街並みやCSUNのスタイルも目新しく映ったようです。今現在アクセシビリティという言葉に馴染みがなくてもIndie UIなどを通してマルチデバイス対応を入口としてアクセシビリティに興味をもってもらえれば、と考えているとのことです。アクセシビリティは個人ではなく組織で取り組むものであり、専門家としてより多くの人に興味を持てるような姿勢を大切にしたいと彼は語りました。

木達の発表から

今年のCSUNは木達にとって3年ぶりの参加でした。参加しない間に開催場所がロサンゼルスからサンディエゴに変わるなどし、非常に新鮮な印象を受けた一方、そこで聞かれた技術的内容については、目新しいものはあまり無かったようです。従来、障害者・高齢者対応という文脈で語られることの多かったWebアクセシビリティも、今後はマルチデバイス対応という文脈でますます重視されていくのではないか、との感想で発表を締めくくりました。また、今年は審査を通過できなかったものの、来年もペーパーを提出し発表の場を持てるよう努力したい、と語りました。

セミナーの最後には、ご参加いただいた方から「展示会場では何が気になりましたか」とのご質問をいただき、黒澤が会場で見てきた視線による入力機器を紹介しました。

Web上のリソースが充実したり、遠隔地から参加できるWebinarが各地で開催されるようになってきた今日、CSUN会場では新しい発見をする機会が少なくなってきたようにも感じています。しかしながら、多くのアクセシビリティに関わる人たちが同じ場所で同じ時間を共有できるようなこのCSUNカンファレンスには、現地を訪問しなければ得ることのできないことがたくさんあると思います。例えばそれは、人と人とのネットワークかもしれませんし、会場でしか触れることのできない開発途中の新しい技術かもしれません。

29回目となる来年のCSUNカンファレンスは、2014年の3月17日から22日まで、同じ会場であるSan DiegoのManchester Grand Hyatt Hotelで開催される予定です。機会があれば来年も、この世界最大級のアクセシビリティに関する国際会議に参加し、最新動向を皆様にお伝えしたいと考えております。

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