イベント『アクセシビリティ:Let's reach out to users!』に参加しました
去る1月20日、すでに当Blogのエントリーでも告知していたイベント、アクセシビリティ:Let's reach out to users!がOpera Japan のブレイクルームで開催されました。午後7時からのイベントにもかかわらず、たくさんの方々が参加され、イベントの後半では活発な議論も行われました。
Charles McCathieNevile氏の講演
イベントの前半は、オペラのCSOであるCharles McCathieNevile氏の講演が行われ、Webアクセシビリティの基本やOperaのこれまでの取り組みが紹介されました。中でも筆者が気になったのがOperaでAccessible Rich Internet Application (ARIA) の技術を利用したチェックボックスを、Mac OSに標準搭載されているVoiceOverを使って操作するデモンストレーションでした。OperaはARIAの読み上げに対応しており、MacのVoiceOverで操作できるという話は聞いていたのですが、実際にデモンストレーションを聞くことで、自身でも使用してみたいと感じました。
動画コンテンツをアクセシブルにする方法に関する議論
後半では、HTML5で標準的に使用できるようになった動画コンテンツをアクセシブルにする方法について、どのような対応を行えば動画コンテンツがよりアクセシブルになるか、会場の参加者を交えて議論が行われました。以下、McCathieNevile氏から紹介された、動画コンテンツをアクセシブルにする方法です(順不同)。
- 字幕(キャプション)を提供する
- 動画の再生速度を調整可能にする
- 手話を提供する
- 前景音と背景音の音量調節を可能にする
- 音声解説を提供する
- キーボードでアクセスできるようにする
なお、本イベントにつきましてはChoose Opera 日本支部 - イベントレポート:アクセシビリティ~ Let's reach out to users!で紹介されております。
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