【iPhone 3GS使用レポート2】: ジェスチャーによる操作
キーボードがついていないiPhoneを操作するうえで重要なのが、ジェスチャーです。iPhoneでは、画面上のアイコンやキーボードに触れたり、画面上をなでたりすることで、その機能を使用することができます。
筆者がiPhone 3GSを購入して最初につまずいたのが、このジェスチャーでした。画面に指1本で触れる操作もあれば、例えばスクロールのために3本の指で画面をなでるような動作もあります。また、画面に触れる回数も、1回、2回、3回と、場面によって違うのも筆者を混乱させた原因です。1回画面を叩くと、指の下の対象項目が読まれて、2度叩くと実行されることは、事前に聞いていた海外のPodcastなどで知っていましたが、複数の指を使ったジェスチャーについては、実際に使い始めた今でもなかなか覚えることができません。
しかし、二日間ほどiPhone 3GSを使ってみて、VoiceOverの利用者もこのジェスチャーが身についていけば、十分にiPhoneを使いこなせるのではないかと感じるようになりました。そこで今回は、英語版のiPhone User Guideを参考に、VoiceOverを有効化した状態でのジェスチャーのうち、よく使用するものをご紹介します。
移動と読み上げに関するコマンド
- 1回叩く
- 項目の読み上げ
- 右または左へはじく
- 前または次の項目を選択
- 上または下にはじく
- 動きはローターコントロールの設定状態により変化する
- 2本指で叩く
- 現在の項目の読み上げを停止
- 2本指で上にはじく
- 画面上の上からすべてを読み上げ
- 2本指で下にはじく
- 現在位置からすべて読み上げ
- 3本指で上または下にはじく
- 1回に1ページスクロール
- 3本指で右または左にはじく
- 次または前のページに移動(ホーム画面、株価、Safariなどで有効)
- 3本指で叩く
- スクロールのステータスを読み上げ(どのページまたは行が表示されているか)
選択と実行に関するコマンド
- 2度叩く
- 選択中の項目を実行
- 項目に1本の指で触れながら、別の指でスクリーンを叩く(スプリットタッピング)
- 項目の実行
- 2度叩いて(1秒)待機+通常のジェスチャー
- 通常のジェスチャーを使う
- 2本指で2度叩く
- 電話を受けるまたは通話を終了する
- 再生と一時停止(iPod、YouTube、Voice Memo、写真内で有効)
- 写真撮影(カメラ内で有効)
- 記録の開始または終了(カメラ、Voice Memo内で有効)
- 3本指で2度叩く
- VoiceOver音声のOnとOff切り替え
- 3本指で3度叩く
- Screen Curtain(画面表示を隠す機能)のOnとOff切り替え
このように、簡単には覚えられないくらいのジェスチャーがあるiPhoneですが、1日も早く、私のジェスチャーをiPhoneに認識してもらえるように、がんばりたいと思います。次回は、iPhoneが使用不能になってしまった日のことを書きたいと思います。
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