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Web標準の日々に関するご案内

2007年7月10日
アクセシビリティ・エンジニア 中村

弊社Web標準Blogなどでもご紹介済みのとおり、「Web標準の日々」の開催まであと数日となりました。既にチケットの販売から、参加登録、セッション登録も開始されておりますので、参加する予定でまだ申し込みをされていない方は早めの申し込みをお薦めいたします。

当Blogを執筆させていただいております中村、辻も「文書構造がもたらす利点 ~環境に依存しないコンテンツ~」と題してお話をさせていただくことになっておりますが、一方で参加者としても大変楽しみなイベントです。

例えば、私たちが参加させていただくアクセシビリティ/ユーザビリティトラックだけでも、モデレータを務められる株式会社インフォアクシアの植木 真 氏が各セッションの見どころをまとめておられますように、注目セッションが満載です。

また、私たちのセッションでは「環境に依存しない」ということがテーマのひとつですが、それに関連して興味深いのがブラウザトラックです。Webの閲覧環境において、代表的なユーザーエージェントといえば、もちろんビジュアルブラウザなわけですが、今回はその中でも有力なブラウザである、Internet Explorer、Firefox、Operaがそれぞれセッションを予定しており、最後にはブラウザベンダーによるパネルディスカッションも開催されます。このうち、Firefoxのセッションとパネルディスカッションにつきましては、Web標準Blogで紹介済み(下記リンク参照)ですので、Internet ExplorerとOperaのセッションについて簡単にご紹介したいと思います。

Internet Explorerの開発・フィードバックプロセスと、業界標準への取り組みについて

ご存知のとおり、最大シェアを誇るMicrosoft社のInternet Explorerに関するセッションです。このセッションでは、

現在の開発サイクルとフィードバックプロセスを明確にし、皆様が日頃IEに対して抱いている、問題点や懸念点、またWeb標準などに対する仕様への要望などを、どこでどのようにフィードバックするのが一番効果的か?

ということを紹介されるとのことです。アクセシビリティの観点からも要望はあると思いますし、その意味でも注目といえるでしょう。講演されるのは、マイクロソフト ディベロップメント株式会社の五寳 匡郎 氏です。

Opera~Web standards everywhere すべてのデバイスへオープンなウェブ標準技術を

一方、Opera Software社のセッションでは、

任天堂WiiやDS、携帯電話、そしてデスクトップ環境など、多様なインターネットデバイスで動作するコンテンツやアプリケーションを誰でも簡単に構築できるようにするため、Operaが取り組んでいるウェブ標準化へ向けた活動と、規格選定における方針を紹介します。

とのことで、文字通りさまざまな環境で動作するコンテンツに関するお話であるため、アクセシビリティを考える上でも大変興味深いセッションであるといえるでしょう。講演はOpera Software ASAのCSO(Chief Standard Officer)であるCharles McCathieNevile 氏とのことですが、通訳付とのことですので、英語が苦手な方も安心してご参加ください。

ミツエーリンクスでは、WCAG準拠JIS X 8341-3対応をはじめ、さまざまなWebアクセシビリティ関連サービスをご提供しています。是非アクセシビリティのページをご覧いただき、お気軽にお問い合わせください。

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