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アクセシビリティチェックツール「Worldspace」日本語版提供開始

2010年12月14日
アクセシビリティ・エンジニア 中村

本日、当社ミツエーリンクスは、Worldspace Enterprise(以下Worldspace)日本語版の提供を開始する旨を、開発元である米国Deque Systems社(以下Deque社)と合同で発表いたしました。

概要につきましてはサービス紹介ページ、Webアクセシビリティチェックツール(Worldspace)もご参照ください。

さて、本エントリーでは、このツールに関して上記にてあまり触れられなかった部分をいくつかご紹介したいと思います。

Target社訴訟における和解協定で指定されたツール

2006年に当Blogのエントリー、NFB 対 Target社訴訟の判決で紹介した裁判において、その和解協定でアクセシビリティ品質の監視に利用するツールとして指定されています。(リンク先の8.1.1をご参照ください。)

上記事実から、米国内でも信頼の高いツールであることがわかります。

Deque社の標準化活動への貢献

Deque社は当社同様、W3C会員であり、標準化活動にもコミットしています。特にWCAG 2.0の策定においては、WCAG 2.0 Implementation ReportEvaluatorを担当していることから、ガイドラインへの理解、そしてその内容のツールへの反映という面においても十分に信頼することができる、といえます。

そのほか、もちろんツール自体の機能としましても、サービスページなどでもご紹介しておりますとおり、制作者から管理者までアクセシビリティに関わるべきすべての担当者に向けた機能が盛り込まれていますし、WCAG 2.0/JIS X 8341-3:2010への対応をおこなっていく上で、大きな意味を持つものと考えております。

また、その他の機能や実績につきましては、なかなかBlogエントリーだけでは紹介しきれない部分がございます。そこで、興味をお持ちの企業担当者様向けに、セミナーも開催いたしますので、是非以下のリンク先よりお申し込みくださいませ。

もちろん、アクセシビリティの向上はツールだけで実現できるものではありません。しかしながら、Webページが増え続けていく中で、自動化検証が非常に重要なものとなっていくことは間違いありません。そのため、このようなツールを利用していく機会も増えていくこととは思いますが、その際には是非ツールの性能、内容にも注目していただきたい、そう思っております。

今後、当Blogでも機会があれば、各機能などをご紹介できればと思います。

ミツエーリンクスでは、WCAG準拠JIS X 8341-3対応をはじめ、さまざまなWebアクセシビリティ関連サービスをご提供しています。是非アクセシビリティのページをご覧いただき、お気軽にお問い合わせください。

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