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Implementation Techniques for Authoring Tool Accessibility Guidelines 2.0

2007年4月27日
アクセシビリティ・エンジニア 中村

昨年、当Blogのエントリー「Authoring Tool Accessibility Guidelines(ATAG)」では、ATAGの最新の草案が公開されたことをお伝えいたしましたが、先日同ガイドラインのチェックポイントを満たすためのテクニックを解説した「Implementation Techniques for Authoring Tool Accessibility Guidelines 2.0」の最新の草案が公開されました。

ひとつご注意いただきたいのは、今回公開された草案は、既報の2006年12月7日公開であるATAG 2.0草案の付属文書となる予定のものであり、ATAG 2.0そのものの草案ではない、ということです。ATAG 2.0に関しましては、12月7日公開のものが現在公開されている最新の草案となります。

さて、今回公開された「Implementation Techniques」の草案ですが、その名のとおり、オーサリング・ツールの開発者がATAG 2.0のチェックポイントを満たし、アクセシブルなツールを開発する際の実装技術についての解説がなされています。
前述のエントリーでも述べましたが、最近ではオーサリング・ツールも多様になり、CMSやBlog、Wikiなども含まれますので、このようなツールを開発したり、手を加える場合には、アクセシブルなツールであり、かつアクセシブルなコンテンツを生成できるよう、同文書などを参照することが求められるでしょう。

また、ワーキンググループでは草案に対するコメントを募集しております。WCAG 2.0をはじめとしまして、すべてのW3Cプロセスにいえることですが、正しく送られたコメントにつきましては、ワーキンググループで必ず検討されることになっています。ですので、内容に関する疑問があれば、同文書をご参照の上、コメントを寄せてみてはいかがでしょうか。

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