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海外スクリーン・リーダーのIE7への対応状況

2006年10月26日
アクセシビリティ・エンジニア 辻

10月20日付の当Blogのエントリー、Microsoft Windows Internet Explorer 7とWebアクセシビリティでもお伝えしましたとおり、10月18日にMicrosoft Internet Explorer 7の英語版がリリースされました。

今回は、海外のスクリーン・リーダーのInternet Explorer 7への対応状況について調べてみました。

Blind Access JournalというBlogの、Beware: Internet Explorer 7.0 Not Fully Supported By Some Current Screen Readersというエントリーによりますと、現状Internet Explorer 7は、Window-Eyesでは問題なく動作するようですが、JAWS for WindowsFreedomBoxでは読み上げに何らかの問題があるとのことです。

今回この情報を調べていて感じたことは、スクリーン・リーダーや音声ブラウザのメーカーサイトに、Internet Explorer 7への対応状況に関する記述がほとんどなく、利用者はメーカーに直接対応状況について質問するか上記のようなBlogやメーリングリストの記事を参考にしなければならないという点です。

11月1日には英語版Internet Explorer 7の自動更新による配布が始まるとのことで、アップグレードを想定していないスクリーン・リーダーユーザーのInternet Explorerも自動的にVersion7になってしまう可能性も高いことから、スクリーン・リーダーメーカーのInternet Explorer 7への対応と、情報発信が必須と考えられます。

このInternet Explorer 7に関しましては、国内スクリーン・リーダーの対応状況についても情報を収集していきたいと思っております。日本語版リリース後に新しい動きがありましたら、このBlogでもご紹介します。

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