最終更新日: 2009/12/10 更新者: 辻勝利 リリース内容 readme.txt: 本説明ファイル nvda_2009.1j_installer.exe: NVDA 2009.1(日本語版)インストールファイル nvda_2009.1j_portable.exe: インストールが不要なポータブル版自己解凍ファイル 日本語版における変更点 NVDA日本語版には、日本語環境でご利用いただくために、以下の設定が行われております。 1. NVDAとともにインストールされるeSpeakという音声エンジンは、日本語を読むことができないため、NVDAは音声読み上げのない状態でインストールされます(後述の方法で、読み上げ内容を画面に表示できます)。 2. マウス移動時に、ビープ音でマウス位置を通知する機能がoffに設定されています。NVDAメニューの「設定」→「マウス設定」から、「マウス移動時ビープ音で通知」のチェックボックスをonにすることで利用できます。 3. マウス位置のオブジェクト名を通知する機能がoffに設定されています。NVDAメニューの「設定」→「マウス設定」から、「マウス位置のオブジェクト名を通知」のチェックボックスをonにすることで利用できます。 4. インストーラのメッセージが日本語に翻訳されています。 5. ノート型のコンピュータでの利用を想定し、NVDAキーを無変換キーに設定できます。 6. 日本語を読み上げられる音声エンジンとの組み合わせでNVDAを使用した場合、キー入力された文字列及びカーソル移動時の文字列が読み上げられなかったため、NVDAメニューの「設定」→「音声設定」から、「サポートされている場合、スペル読み機能を有効にする」チェックボックスの初期値を無効に変更しています。 ドキュメントの翻訳について 1. key commands.txtを翻訳しました。 NVDAの動作中に、「NVDAメニュー」→「ヘルプ」→「キーコマンドクイックリファレンス」からご参照ください。 2. user guide.htmlの翻訳を継続しています。翻訳中の日本語のユーザーガイドにつきましては、以下のページでご参照ください。 NVDA日本語版ユーザーガイド 読み上げ内容を画面表示する設定 NVDAの読み上げ内容を画面上で確認する方法は、以下のとおりです。 1. NVDAメニューの「設定」→「出力先」を開きます。 2. 出力先の中から「display」を選択し、OKボタンを押します。 3. もし、次回NVDA起動時に同じ設定で使用したい場合は、NVDAメニューから「設定情報を保存」を行ってください。 ポータブル版パッケージについて 本家のNVDAプロジェクトでは、インストールして使用するNVDAのほかに、インストールが不要なポータブル版を配布しています。 音声エンジンeSpeakが対応している言語で利用する場合は、解凍したポータブル版を使って、どこでもNVDAをインストールなしで起動できるという利点があります。 たとえば、USBメモリに解凍しておけば、そのメモリを装着したコンピュータ上で、[USBメモリのドライブ名]\nvda.exeを実行するだけで、NVDAを使ってコンピュータが操作できるようになります。 ログオン画面でNVDAを使用する方法 1. 最新のNVDA日本語版インストールパッケージをダウンロードしてインストールします(ポータブル版ではこの機能は動作しません)。 2. NVDAを起動します。 3. NVDA+CTRL+Gを押して、一般設定ダイアログを開きます(NVDAメニューからも開くことができます)。 4. ダイアログの中の、「ログオン画面でNVDAを使用する」及び「Windowsへのログオン後にNVDAを自動的に開始する」というチェックボックスにチェックし、OKボタンを押してダイアログを閉じます。 5. NVDA+CTRL+Cを押して、設定内容を保存します。 6. Windowsを再起動します。 7. Windowsのログオン画面上で、NVDA+CTRL+Sを押して、出力先ダイアログを表示し、出力先をSAPI5などの音声に変更します。 8. 音声の種類やスピード、高さなどを変更したい場合は、NVDA+CTRL+Vを押して音声設定ダイアログで変更してください。 9. 最後にNVDA+CTRL+Cを押して、設定を保存してください。 * 上記の読み上げ設定は、アドミニストレーター権限のあるユーザーで行ってください。 参考Webサイト NVDA日本語化プロジェクト NVDA日本語版ユーザーメーリングリスト 免責事項 このNVDAパッケージは、まだ開発途中のものであり、予期できない問題を含んでいる可能性もありますので、ご自身の責任でご利用ください。 NVDAは、NVDA Projectが開発元であり、このパッケージは、日本語環境でNVDAをご利用いただく目的で作成した物であることをご了承ください。