Webサイトのアクセシビリティを高めるための方法や国内外の関連情報など、さまざまな角度からWebアクセシビリティに関する話題をご提供していきたいと思います。
2009年06月26日
よりアクセシブルな検索結果の閲覧ページを目指して
アクセシビリティ・エンジニア 辻
皆様は、当社Webサイトの個々のページに最近実装されたサイト内検索のためのフォームに、もうお気づきでしょうか?実はこのサイト内検索では、検索結果のページタイトルを使って、スクリーン・リーダー利用者が効率よく検索結果を閲覧できる工夫をしています。本エントリーでは、その内容をご紹介します。
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2009年06月22日
NVDA日本語版ユーザーガイドの公開について
アクセシビリティ・エンジニア 辻
当Blogではしばしば、無料でオープンソースのWindows用スクリーン・リーダー、NVDAについて、その日本語化の進捗状況などをお伝えしておりますが、その活動成果のひとつであるNVDA 0.6P3のユーザーガイドを公開しました。このドキュメントは、現在も日本語版への貢献者の方々のご協力で翻訳を続けているものです。
スクリーンリーダNVDA日本語化プロジェクトで公開したNVDA 0.6 ユーザーガイドは、本家NVDA ProjectのNVDA 0.6 User Guideをベースに、日本語版での追加項目を含めて翻訳を行っています。まだ翻訳が完成していない部分や、仮訳した項目も含まれておりますが、ぜひご参照ください。
またスクリーンリーダNVDA日本語化プロジェクトでは、引き続きドキュメント翻訳作業にご協力いただける方を募集しています。数行単位の翻訳でもかまいませんので、翻訳にご協力いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひ本エントリーへのコメントなどでお知らせください。また、直接プロジェクトにご参加いただいてもかまいません。
最後になりましたが、これまでユーザーガイドをはじめとしたドキュメント翻訳にご尽力いただいた方々に、この場をお借りしまして感謝を申し上げます。
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2009年06月19日
「アクセシブルPDF作成サービス」のリリースについて
アクセシビリティ・エンジニア 中村
日頃、様々な企業のWebサイトのアクセシビリティ対応状況などを確認していますと、見出し要素の追加や、画像への代替テキストの提供など、基礎的なWebサイトへのアクセシビリティ対応は、ここ数年の間で当たり前のこととして根付きはじめている印象を受けます。
しかし、Webサイトへのアクセシビリティ対応は行っていても、Webサイト上で公開・配布するPDFへのアクセシビリティ対応に関しては未だ全く行っていない、というケースが多いように感じます。
良く見かける例としましては、次のようなものがあります。
- スクリーン・リーダーでPDFにアクセスしても何も読み上げない
- 内容を読み上げるが、読み上げ順序がバラバラで内容が理解できない
- スクリーン・リーダーからのアクセスが拒否される
これらの問題の原因は主に次のようなことから起きています。
- スキャン画像から作成したPDFのため、PDF内にテキスト情報が含まれていない
- PDFに正しい文書構造の情報が含まれていないため、見た目とは異なる順序で解釈されている
- 内容のコピーや印刷、編集を制限するためのセキュリティ設定で、スクリーン・リーダーがテキストにアクセスすることを許可していない
このようなPDFの場合、
- 紙媒体をスキャンし、PDFを作成する際は、OCR(光学式文字認識)機能を使用して、画像をテキストデータとして利用できるようにする
- 適切な文書構造の情報を持ったPDFを作成する
- 非テキスト情報には代替テキストを追加する
- セキュリティ設定を行う際は、スクリーン・リーダーデバイスのテキストアクセスを有効にする
上記のような処理(作業)を行うことで、PDF内の情報をスクリーン・リーダーをはじめとした多くの利用環境で判読できるようになります。
「アクセシブルPDF作成サービス」開始
ミツエーリンクスでは、本日より「アクセシブルPDF作成サービス」の提供を開始いたしました。 一歩進んだアクセシビリティ対応をご検討の方、PDFへのアクセシビリティ確保にご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。
アクセシビリティBlogでも、今後アクセシブルなPDFが読者の皆様にとってより身近なものとなるよう、PDFのアクセシビリティを確保するための情報や方法を随時ご紹介していきます。
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2009年06月11日
「辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシビリティPodcast」第28回
アクセシビリティ・エンジニア 中村
アクセシビリティPodcast 第28回をお届けいたします。今回のPodcastは辻ちゃん・ウエちゃんがリスナーからいただいた質問にお答えする、「Listener's Voice」をお送りします。どうぞお楽しみください。
概要
第28回では以下の内容についてお送りいたします。
- 音声コンテンツの背景音と前景音
- 関連するガイドラインと検証方法の紹介
- 前景音と背景音に差があるデモ音声の紹介
なお、話題にあがっているサイトなどのリンク先につきましては、「全文を読む」のリンクよりテキスト化された内容でご確認ください。
聴取方法のご案内
ブラウザ上で再生される方は、下記のFlash Playerをご利用ください。
ダウンロードしてその他のプレイヤーで再生される方は、ダウンロードボタンよりmp3ファイルをダウンロードの上、ご利用ください。
音声がご利用いただけない環境の方は、「全文を読む」のリンクよりお進みください。「辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシビリティPodcast」第28回 テキストという見出しより、テキスト化された内容を提供いたしております。
また、iTunesなどRSS対応のソフトウェアをご利用の方には、辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシビリティPodcast用RSSも提供いたしております。
なお、ご意見、ご感想などございましたら、当エントリーのコメント入力フォームよりお寄せください。たくさんのご意見をお待ちいたしております。
それでは、どうぞお楽しみください!
「辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシビリティPodcast」第28回MP3ファイルのダウンロード
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2009年06月09日
Accessible Interface to YouTube
アクセシビリティ・エンジニア 辻
動画共有サイトのYouTubeを、筆者もスクリーン・リーダーを使って利用することがあります。YouTubeでは、興味のある動画を検索したり、関連動画の一覧から選択して閲覧することができるのですが、たとえば検索結果のページから目的の動画を探すのが難しかったり、動画の再生や停止はできるものの、巻き戻しや早送りが難しかったりと、スクリーン・リーダー利用者にとっては利用が困難なWebサイトのひとつであるといっても過言ではないでしょう。
本エントリーでは、先日WebAIMのメーリングリストで紹介された、YouTubeをよりアクセシブルにしたWebサイト、Accessible Interface to YouTubeについて書いてみたいと思います。
Accessible Interface to YouTubeは、Newcastle UniversityのThomas Jolliffe氏が卒業研究の中で作成されたもので、スクリーン・リーダーを使用している筆者にとっては、とても利用しやすいものでした。検索結果ページで閲覧したい動画を容易に探せたり、自動的に動画が再生されないようになっていたりと、これまで「使いづらい」と感じていた部分への対応が行われている点がすばらしいと感じました。
また、再生ページには以下のショートカットキーがあり、「Play」や「Skip Back」といったボタンを探さなくても、すばやく動画を制御できるようになっています。
- Alt+Z
- 再生と一時停止の切り替え
- Alt+X
- 巻き戻し
- Alt+C
- 早送り
また、Accessible Interface to YouTubeでは、WAI-ARIAを用いて支援技術に情報が提供されており、対応するスクリーン・リーダーを使ってアクセスすれば、より多くの情報を得ることができます。たとえば、再生したいビデオの状態が、再生中なのか読み込み中なのかを確認できる機能、ページ内に設定されたランドマークを使って、簡単にページ内の別の箇所に移動できる機能が便利だと感じました。
作者のJolliffe氏は本年7月に大学を卒業される予定で、その後にAccessible Interface to YouTubeを一般公開される予定とのことです。さらに、この研究に関するレポートも公開される予定とのことですので、今後の動きにも注目していきたいと思います。
