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アクセシビリティBlog

Webサイトのアクセシビリティを高めるための方法や国内外の関連情報など、さまざまな角度からWebアクセシビリティに関する話題をご提供していきたいと思います。

2007年07月18日

「Web標準の日々」講演資料

アクセシビリティ・エンジニア 中村

7月15日、16日と三連休の二日間に開催されました「Web標準の日々」ですが、のべ1400人超、ユニークユーザーで1,000人を超える方が参加されたとのことで、初日の悪天候などにもかかわらず参加された皆様には、出演者の一員といたしまして、ともに参加させていただきました弊社辻ともども、心より御礼申し上げます。
また、今回出演の機会を与えてくださいました主催者、関係者の皆様にも大変感謝いたしております。ありがとうございました。

さて、本エントリーでは、私たちのセッションのプレゼン資料を公開いたします。今回のセッションでは「さまざまな閲覧環境」での表現ということで、参加者の皆様が普段ふれる機会が少ないと思われるスクリーン・リーダーのデモを中心とさせていただきました。したがいまして、資料だけではわかりづらいところも多いかとは思いますが、イベントに参加された方々には近日音声も公開される予定(参加されなかった方にも最終的には公開されるとのことです。詳細につきましては下記リンクよりご確認ください。)ですので、そちらもあわせてご確認いただければ幸いです。

講演資料
文書構造がもたらす利点 ~環境に依存しないコンテンツ~
参考
CSS Nite公式ブログ:[Web標準の日々]の資料や音声のダウンロードについて

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2007年07月18日

Gmailの簡易HTML形式表示

アクセシビリティ・エンジニア 辻

Googleのサービスの一つであるGmailには、通常のHTML形式の他に、スクリーン・リーダーでのアクセスを考慮した簡易HTML形式という表示方法があります。通常のHTML形式の表示方法では、スクリーン・リーダーを使用してメッセージを閲覧することが難しいのに対して、簡易HTML形式表示では、例えば見出しジャンプ機能などを活用してメッセージの本文に容易にアクセスできるなどの工夫がなされております。

今までこの簡易HTML形式表示でGmailにアクセスした場合、メッセージの閲覧や返信などの基本機能はスクリーン・リーダーでも使用できたものの、1ページのメッセージの表示件数や署名の有無をカスタマイズするための設定は、通常のHTML形式のページからしか行うことができませんでした。しかし、その設定ページは、スクリーン・リーダーではあまり使いやすいものではなく、筆者もしばしば設定を変更するのに苦労しておりました。

昨年当Blogのエントリー、アクセシビリティ関連トピックスの中でお伝えいたしました、検索結果のページに見出しが付いたケースと同じように、今回もまだGoogleサイトでは公式発表はありませんが、Blind Access Journalの7月15日の記事、Gmail Settings Now Accessible in Basic HTML Viewによりますと、英語版の簡易HTML形式のページからも、スクリーン・リーダーでも使用しやすい設定ページにアクセスできるようになったとの情報が掲載されておりました。

筆者も早速、英語版と日本語版の両方の簡易HTML形式ページから、設定ページにアクセスしてみました。英語版の設定ページでは、今まで操作が難しかった設定を、スクリーン・リーダーを使用して行えるようになっておりました。しかし、残念ながら日本語版のページでは、簡易HTML形式ページから設定ページにアクセスすると、いままでどおり設定は、Gmail の通常の HTML 形式のページでのみ変更できます。とのメッセージが読まれました。さらに、筆者は普段は英語版のGmailを使用しているために気がつかなかったのですが、日本語版の簡易HTML形式のページを確認しましたところ、英語版のような見出しを用いたマークアップが行われていないこともわかりました。

せっかくのアクセシビリティ向上ですから、英語版のみに留まらず、今後は日本語版Gmailにも同様の機能が実装されることを期待しております。

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2007年07月10日

Web標準の日々に関するご案内

アクセシビリティ・エンジニア 中村

弊社Web標準Blogなどでもご紹介済みのとおり、「Web標準の日々」の開催まであと数日となりました。既にチケットの販売から、参加登録、セッション登録も開始されておりますので、参加する予定でまだ申し込みをされていない方は早めの申し込みをお薦めいたします。

当Blogを執筆させていただいております中村、辻も「文書構造がもたらす利点 ~環境に依存しないコンテンツ~」と題してお話をさせていただくことになっておりますが、一方で参加者としても大変楽しみなイベントです。

例えば、私たちが参加させていただくアクセシビリティ/ユーザビリティトラックだけでも、モデレータを務められる株式会社インフォアクシアの植木 真 氏が各セッションの見どころをまとめておられますように、注目セッションが満載です。

また、私たちのセッションでは「環境に依存しない」ということがテーマのひとつですが、それに関連して興味深いのがブラウザトラックです。Webの閲覧環境において、代表的なユーザーエージェントといえば、もちろんビジュアルブラウザなわけですが、今回はその中でも有力なブラウザである、Internet Explorer、Firefox、Operaがそれぞれセッションを予定しており、最後にはブラウザベンダーによるパネルディスカッションも開催されます。このうち、Firefoxのセッションとパネルディスカッションにつきましては、Web標準Blogで紹介済み(下記リンク参照)ですので、Internet ExplorerとOperaのセッションについて簡単にご紹介したいと思います。

Internet Explorerの開発・フィードバックプロセスと、業界標準への取り組みについて

ご存知のとおり、最大シェアを誇るMicrosoft社のInternet Explorerに関するセッションです。このセッションでは、

現在の開発サイクルとフィードバックプロセスを明確にし、皆様が日頃IEに対して抱いている、問題点や懸念点、またWeb標準などに対する仕様への要望などを、どこでどのようにフィードバックするのが一番効果的か?

ということを紹介されるとのことです。アクセシビリティの観点からも要望はあると思いますし、その意味でも注目といえるでしょう。講演されるのは、マイクロソフト ディベロップメント株式会社の五寳 匡郎 氏です。

Opera~Web standards everywhere すべてのデバイスへオープンなウェブ標準技術を

一方、Opera Software社のセッションでは、

任天堂WiiやDS、携帯電話、そしてデスクトップ環境など、多様なインターネットデバイスで動作するコンテンツやアプリケーションを誰でも簡単に構築できるようにするため、Operaが取り組んでいるウェブ標準化へ向けた活動と、規格選定における方針を紹介します。

とのことで、文字通りさまざまな環境で動作するコンテンツに関するお話であるため、アクセシビリティを考える上でも大変興味深いセッションであるといえるでしょう。講演はOpera Software ASAのCSO(Chief Standard Officer)であるCharles McCathieNevile 氏とのことですが、通訳付とのことですので、英語が苦手な方も安心してご参加ください。

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2007年07月10日

RadioShack Webサイトのアクセシビリティ対応

アクセシビリティ・エンジニア 辻

RadioShackは、全米に6000もの店舗を持つ家電量販店です。80年あまりの歴史を持ち、アメリカ国内以外にも、メキシコにも店舗があります。筆者もアメリカ留学中に、何度となく出かけて買い物をした記憶があります。そんなRadioShackで、このほどWebアクセシビリティをはじめとした2つのアクセシビリティ対応に関するプレスリリースが発表されましたのでご紹介いたします。

ショッピングサイトが筆者をはじめとしたスクリーン・リーダー利用者にとって問題を多く含んでいることは、すでに本Blogのエントリー、私企業に求められるWebアクセシビリティとは?などでも述べているとおりです。しかし、当社のWeb標準Blogのエントリー、Amazon.com、アクセシビリティを改善へでも紹介しておりますように、少しずつではありますが、ショッピングサイトのアクセシビリティ改善の取り組みが始まっております。

今回のRadioShackのアクセシビリティ改善は、本年9月を目標にすべての店舗に視覚障害者が支払い時に利用できる機器を導入すること、そしてリリースの時期についての記載はないものの、オンラインショッピングが可能な同社のWebサイトのアクセシビリティを向上させることの2点から構成されています。特に後者については、W3CWeb Accessibility Initiativeから発行されているWebアクセシビリティガイドラインに準拠することで、スクリーン・リーダーなどを用いてWebサイトにアクセスする、視覚障害者を含めたより多くの顧客がオンラインショッピングを行えるようにすることを目標としています。

またこのアクセシビリティ改善の特徴として、主要な米国の視覚障害者関連団体の協力を得て、改善に取り組んでいることがあげられます。日本では筆者の知る限り、Webアクセシビリティを改善しようと取り組んでいる企業と視覚障害者関連団体が協力した事例はないことから、利用者にとってより使いやすいWebサイトを構築するためにも、このような取り組みが必要ではないかと感じました。

なお、筆者が確認した範囲では、現在のところRadioShackのWebサイトはまだアクセシビリティ対応前の状態のようです。今後も引き続きどのような変化があるかについて、状況をチェックしていきたいと思います。

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