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アクセシビリティBlog

Webサイトのアクセシビリティを高めるための方法や国内外の関連情報など、さまざまな角度からWebアクセシビリティに関する話題をご提供していきたいと思います。

2006年10月30日

アックゼロヨン・アワード2006

アクセシビリティ・エンジニア 中村

弊社も協賛いたしております「日本のウェブサイトをアクセシブルかつクリエイティブにするフォーラム」アックゼロヨン。その運営活動の一環として実施されている「アックゼロヨン・アワード2006」の表彰式がいよいよ明日10月31日に東京国際フォーラムにて、執り行われます。

既に公式サイト上には、入選作品及び入賞作品が発表されておりますが、その中から部門賞などの各賞及びグランプリが決定いたします。また、表彰式には関係各省の中から3名の大臣が出席されるほか、審査員によるパネルディスカッションも予定されています。

なお、詳細につきましては下記公式サイト各ページにてご確認ください。

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2006年10月26日

海外スクリーン・リーダーのIE7への対応状況

アクセシビリティ・エンジニア 辻

10月20日付の当Blogのエントリー、Microsoft Windows Internet Explorer 7とWebアクセシビリティでもお伝えしましたとおり、10月18日にMicrosoft Internet Explorer 7の英語版がリリースされました。

今回は、海外のスクリーン・リーダーのInternet Explorer 7への対応状況について調べてみました。

Blind Access JournalというBlogの、Beware: Internet Explorer 7.0 Not Fully Supported By Some Current Screen Readersというエントリーによりますと、現状Internet Explorer 7は、Window-Eyesでは問題なく動作するようですが、JAWS for WindowsFreedomBoxでは読み上げに何らかの問題があるとのことです。

今回この情報を調べていて感じたことは、スクリーン・リーダーや音声ブラウザのメーカーサイトに、Internet Explorer 7への対応状況に関する記述がほとんどなく、利用者はメーカーに直接対応状況について質問するか上記のようなBlogやメーリングリストの記事を参考にしなければならないという点です。

11月1日には英語版Internet Explorer 7の自動更新による配布が始まるとのことで、アップグレードを想定していないスクリーン・リーダーユーザーのInternet Explorerも自動的にVersion7になってしまう可能性も高いことから、スクリーン・リーダーメーカーのInternet Explorer 7への対応と、情報発信が必須と考えられます。

このInternet Explorer 7に関しましては、国内スクリーン・リーダーの対応状況についても情報を収集していきたいと思っております。日本語版リリース後に新しい動きがありましたら、このBlogでもご紹介します。

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2006年10月20日

Microsoft Windows Internet Explorer 7とWebアクセシビリティ

アクセシビリティ・エンジニア 中村

既に弊社Web標準Blogのエントリー(IE7の正式版がリリース)など各所で紹介されておりますが、Internet Explorer 7(以下、IE7)が正式にリリースされました(ただし、現時点では英語版のみ)。

現時点において、Webブラウザのシェア80%強とされているWindows版Internet Explorer(以下、IE)の最新版ということもあり、ベータ版やRelease Candidate(RC)版の段階からさまざまなテストをなされている方も多いとは思いますが、Webアクセシビリティの側面からIE7の普及がもたらす変化の可能性について考えてみます。

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2006年10月11日

論理型認証方式のBrainBuster

アクセシビリティ・エンジニア 辻

10月9日付のPanasonic YouthというBlogの記事で、論理型CAPTCHABrainBusterという技術が紹介されておりました。このBlogは、作者のRobSanheim氏自身のBlogで、この技術のRubyで書かれたソースコードも提供されております。

5月10日付の当Blogのエントリー、Googleアカウントのアクセシビリティ対応でも少し触れましたが、現在よく利用されているCAPTCHAは画像で提供される画面情報を読むことのできない私のような視覚障害者にとっては困った存在でした。現在実用化されているCAPTCHAへの代替手段としては、前回ご紹介したような音声読み上げによる認証コードの提供が行われています。

前置きが長くなってしまいましたが、このBrainBusterは、簡単な数学の問題や単語のパズル問題などの情報を出力し、ユーザーに正しい答えを入力してもらうことで認証を行おうという技術です。この方法なら、スクリーン・リーダー音声ブラウザを使用しているユーザーであっても、認証作業を完了できます。もちろん、先に述べた音声情報を使った認証方法も有効な手段なのですが、この論理型の認証方式なら盲聾者を含む点字ディスプレイだけを使用しているユーザーにも認証作業を完了することができるという利点があります。

一方、この論理型のCAPTCHAは何らかの理由で質問の内容が理解できないユーザーにとっては利用しづらい技術であるという欠点もあります。つまり、まだ万能な技術ではないのです。

最後に、どんな質問を使って認証作業を行うのか、BrainBusterのページで提供されている例をご紹介します。

実際にcaptcha test page in Madison Railsというページに、この認証が実装されております。論理型認証についてご興味のある方は是非お試しください。

認証の必要なページを訪れたユーザーすべてが簡単に通過できるような認証方法はまだありませんが、ユーザー自身がどの技術を使うかを選択できるようなWebサイトが増えることが、CAPTCHAをよりアクセシブルにする方法ではないかと考えられます。

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2006年10月03日

GPSから現在地

アクセシビリティ・エンジニア 辻

皆さんは、電車の中で自分が降りるべき駅の情報をどのようにして得ていますか?

上記の方法のほかにも、さまざまな確認方法があると思いますが、全盲の私にとっては、車内アナウンスがもっとも重要な方法です。それでは、そのアナウンスが何らかの理由により聞こえなかったとしたらどうでしょう?

もちろん単独で移動している場合でも、周囲の方に尋ねることで簡単に問題は解決されます。でももうひとつ、便利な情報源があるのです。それは、GPSによる自分のいる位置の確認です。

私が使用している携帯電話には、音声による画面読み上げ機能が搭載されております。この機能により、メールや発着信履歴の読み上げ、携帯電話向けコンテンツの読み上げができます。さらに、この電話にはGPSが搭載されております。今までは、直接音声で内容を読み上げることのできないGPS機能は、私にとってはあまり価値のあるものではありませんでした。

私は普段、移動中に電車の運行情報やニュースサイトなどを閲覧しているのですが、よく利用するWebサイトのひとつに、乗換案内NEXTがあります。携帯電話の提供会社によってサービス内容は違うようなのですが、私の携帯電話では「GPSから現在地」という機能が利用できます。

先日うっかり電車の中で眠ってしまい、現在自分がいる場所がわからなくなってしまったことがあります。いつもなら車内アナウンスを聞くことですぐにでも自分のいる場所がわかるのですが、その日は駅に近づいても聞こえませんでした。取り急ぎ携帯電話を使って、GPSで近くの駅の情報を調べることにしました。GPSで現在地を取得し、「最寄り駅検索」を行うことで、程なく自分が目的駅にいることがわかりました。

もちろん、GPSの位置情報がいつも問題なく取得できるわけではありませんし、必ずしも正確な情報が得られるという保証はないわけなのですが、あくまでも目安としてこのようなサービスが利用できることに大変感動いたしました。

「この機能は使えない」とか、「これはアクセシブルではない」と諦めてしまうのでなく、ユーザーとしていろいろな可能性に挑戦していくことは大切な姿勢だなと改めて再認識した一時でした。

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