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NVDAのFocus Highlightアドオン

2014年3月28日
アクセシビリティ・エンジニア 黒澤

NVDAのFocus Highlightアドオンは、レビュー中のオブジェクトやフォーカスのあるオブジェクトの周りに枠線を表示するアドオンです。

Focus Highlightアドオンの1.1開発版では、レビュー中のオブジェクト(ナビゲーターオブジェクト)には緑色のギザギザの線(緑色の太い線の上に青く細いギザギザの線)が、フォーカスのあるオブジェクトには赤色の線が表示されます。フォーカスのあるオブジェクトをレビューしている場合には、通常よりも太い赤色の線が表示されます。

このアドオンによって、NVDAが読み上げているオブジェクトやフォーカスのあるオブジェクトを視覚的につかみやすくなります。筆者はこのアドオンを、特にNVDAを使ったデモを行う際や動画を作る際に利用しています。NVDAでHTMLページを読み上げる場合には、このアドオンを使わなくても、CSSを調整することでフォーカスのある要素を視覚的にわかりやすく表現することができますが、レビュー中のオブジェクトを強調表示する方法はありません。そのため、NVDAが画面のどの部分を読み上げているのかは視覚的には伝わらない場合がでてきます。一方、このアドオンを使うとレビュー中のオブジェクトも視覚的にもわかりやすく伝えることができます。実際にCSUN 2014の発表用のデモ動画はこのアドオンをインストールしたNVDAを用いて作成しました。

NVDAを使っている皆さんは試してみてはいかがでしょうか。

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