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アラビア語圏のVoiceOver利用者には不便となったiOS 7

2013年10月8日
アクセシビリティ・エンジニア 辻

当Blogではこれまで、iPhone使用レポート12iOS 7で更新されたスイッチによる操作などで、iOSが更新されたことでそのアクセシビリティ関連機能も改良されたことを紹介してきました。

しかしながらこのiOSの更新は、アクセシビリティ機能に良い影響をもたらしただけではないようです。Mike Wehner氏はThe Unofficial Apple Weblogの記事、iOS 7 is making life more difficult for blind Arabic speakersの中で、iOS 7への更新で、アラビア語圏のVoiceOver利用者がiデバイスを利用しづらくなったと述べています。

記事によりますと、それまでアラビア語圏の利用者がVoiceOverの読み上げ音声として使用してきた音声が削除され、クオリティの低いバグを含んだ音声に置き換えられてしまったとのこと。新しいアラビア語のVoiceOverでは、単語の間にランダムに音節が追加されるため、読み上げ内容が理解しづらい問題があるとのことです。

記事の最後にはmessage from arab blind to Appleという動画があり、アラビア語圏のVoiceOver利用者がiOS 7のVoiceOverの読み上げ音声に困っていることが紹介されていました。

私は同じVoiceOverの利用者として、早くこの問題が解決され、アラビア語圏の利用者の方々がそれまでと同じようにiOSの機能を使用できるようになればいいなと感じました。

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