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アクセシビリティBlog

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2013年9月18日

FirefoxのWebVTTの実装状況

アクセシビリティ・エンジニア 黒澤

Firefox 24にはWebVTTで記述されたキャプションを表示する機能が実験的に入っています。この機能は初期状態では無効ですが、about:configでmedia.webvtt.enabledをtrueにすることで試すことができます。この状態のFirefox 24でWebVTT Video Subtitles Example for Chromeを閲覧すると、字幕や効果音の説明がビデオの上に表示されることを確認できます。

しかし、Firefox 24で使われているWebVTTのライブラリは既に開発中のソースコードからは削除されており(Bug 887463 - [webvtt] Remove webvtt library)、Firefox 25 AuroraやNightlyではキャプションを表示させることができません。

現在、MozillaはJavaScriptで書かれたWebVTTライブラリ、vtt.jsをGeckoに統合すべく作業中です(Bug 895091 - [webvtt] Integrate vtt.js into Gecko)。また、HTML5のtrack要素やWebVTTで定義されているDOM APIの実装も進められています。これらの取り組みはカナダSeneca Collegeが運営しているThe Seneca Centre for Development of Open Technologyを中心に進められており、Air Mozillaで学生による実装の解説やデモを見ることができます。

ChromeやSafari、Internet Explorer 10は以前からWebVTTをサポートしており(W3CのWeb Media Text Tracks Community Groupによる2012年8月のサポート状況記事)、Firefoxでも早期に実装・有効化されることを期待します。

また、多くのブラウザーで一通り実装された後は互換性の確保が重要になってきます。今のところ、W3Cの Web Platform Test Suitesのtrack要素のディレクトリにはまだテストが登録されていませんが、こちらもTest the Web Forwardなどを通じて充実していくと良いですね。

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