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iTunesカードのコードをMacのiSightカメラで読み取って入力する

2013年7月31日
アクセシビリティ・エンジニア 辻

私は、iPhone向けの有料アプリケーションを購入するときにiTunes Cardを使用しています。iTunes Cardはプリペイドカードの一種で、コンビニエンスストアなどで購入して表面をコインなどで削り、そこに書かれているコードをiTunesの入力画面に入力して使用します。

カードの表面に書かれたコードを読むことができない全盲の私は、誰か(時にはカードを購入したコンビニエンスストアの店員さんに)にそのコードを読んでもらい、iPhoneなどから入力しています。つまり、現状は残念なことに、iTunes Cardを私が単独で使い始めることができないのです。

オーストラリア在住のDavid Woodbridge氏は、Apple and Other Accessible technologyの音声コンテンツ、Demo of redeeming iTunes gift card codes via the Mac EyeSight cameraの中で、この問題を解決する方法を紹介しています。MacBookなどに搭載されたiSightカメラを使い、iTunes Cardを読み取ってApple IDアカウントの残高にカードの金額を追加するというもので、この機能がこのほどオーストラリアのiTunesストアでも利用できるようになったそうです。

デモンストレーションでは、VoiceOverを使ってMac OSのiTunesを操作し、大きな問題もなくカメラで読み取ったコードの金額が追加されている様子がわかります。一度使用したカードを再度読み取らせると、そのカードがすでに使用済みであることも通知されています。

現在のところ、この機能はまだ日本のiTunes Storeでは利用できないようですが、近い将来、私も独力でiTunes Cardが利用できるようになればいいなと感じました。

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