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2013年6月4日

YouDescribeのWebinarに参加しました

アクセシビリティ・エンジニア 辻

5月31日の早朝、先日当Blog内でご紹介したYouDescribeに関するWebinarに参加しました。本日は簡単に、このWebinarの様子をお伝えしたいと思います。

YouDescribeは視覚障害者がYouTube上の動画コンテンツを利用できるようにするため、ボランティアの人たちが動画コンテンツに音声解説を簡単に付加することができるようにと開発が続けられているサービスです。Webinarは数人の人たちのプレゼンテーションとデモンストレーションの動画で構成されており、英語のほかにスペイン語での通訳も提供されていました。また、質問はEメールのほか、テキストチャットでも受け付けられており、各セッションの間にプレゼンターの方々が回答されていました。

YouDescribeはもともと、YouTube上の動画に音声解説を付加することで、動画を用いた視覚障害学生の教育を支援する目的で開発が始められました。YouTubeで公開されているオリジナルの動画を変更することなく音声解説を追加できるところが特徴とのことで、オリジナル動画の指定した部分にYouDescribeに保存された音声解説が付加されて再生されるそうです。

Webinarの前半では、音声解説を作成する時に気を付けなければならない事柄が紹介されました。「解説には個人的な感情を含めないようにする」とか、「『電話のベルがなる』や『ドアがノックされる』のように、オリジナルの動画の音声で理解できるような事柄は解説に含めない」といった項目が印象に残りました。

音声解説には、オリジナルの動画コンテンツの余白に解説を挿入するInline Descriptionと、オリジナルの動画を一時的に停止して必要な解説を行うExtended Descriptionがあり、デモンストレーションでは後者の解説の作成方法が紹介されました。音声解説を作成するには、オリジナルの動画の再生中に音声解説が必要な部分で動画を停止し、解説を録音してYouDescribeのサーバーにアップロードするという作業を繰り返すとのことでした。

音声解説作成者が録音した解説はクラウド上で管理され、利用者が動画コンテンツにアクセスした際に動画に付加されて再生されます。例えば、一つの動画に対して複数の音声解説がある場合、利用者はどちらの解説を聞くかを選択することができるそうです。

動画コンテンツの中には、オリジナルの音声を聞いただけでも内容が把握できるものもあれば、音声解説がなければ全く動画の内容を把握できないようなものもあります。このようなサービスを通じて、音声解説の重要性が多くの方々に認識され、より多くの動画で利用者が必要な時に音声解説が利用できるようになればいいなと思いました。

なお、このWebinarの様子はYouDescribe ? You Have a Microphone...You Have YouTube...You Can Do It! How You Can Add Audio Description to Any YouTube Videoのアーカイブから参照することができます。

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