NVDA 2010.2のリリーススケジュールについて
NVDA日本語化プロジェクトでは、去る9月10日及び11日に開催されたオープンソースカンファレンス2010 Tokyo/Fall - オープンソースの文化祭!で日本語音声エンジンjtalk for nvdajpを含んだ9月9日付の開発版を展示出展いたしました。
当日会場の私たちのブースやライトニングトーク会場でNVDAにご関心を寄せていただいた皆様、ほんとうにありがとうございました。
さて、本家NVDAプロジェクトでは、本年2度目となるNVDAのオフィシャルリリースに向けた準備がすでに始まっております。2010.2 Release Scheduleによりますと、2010.2は以下のようなスケジュールでリリースされる予定です(もし大きな問題が発生した場合、このスケジュールは変更されるかもしれません)。
- 9月13日: NVDA 2010.2 Beta1リリース
- 10月13日: rc1リリース
- 10月20日: オフィシャル版リリース
NVDA 2010.2では、主に以下のような変更が行われる予定です。
- 大幅に簡素化されたオブジェクトナビゲーション
- Adobe Flashコンテンツ向けの仮想バッファー
- 画面上に書かれたテキストを取得することにより、これまでアクセスできなかった多くのコントロールにアクセス可能
- 画面上のテキストのフラットレビュー
- IBM Lotus Symphonyドキュメントのサポート
- Mozilla Firefox内のテーブル上で、行及び列見出しを通知可能
- 著しく向上したユーザードキュメント
また、本家のオフィシャルリリース後に公開を予定している日本語版には、漢字の変換候補の読み上げ機能及び音声エンジンjtalk for nvdajpを同梱する予定です。
進化し続ける無料でオープンソースのWindows用スクリーン・リーダー、NVDAにどうぞご期待ください。
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