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【a11yニュース】 2010年1月・2月

2010年2月25日
アクセシビリティ・エンジニア 辻

昨年10月から、スクリーン・リーダーをはじめとした支援技術に関連する最新情報をa11yニュースとしてお伝えしています。少し間が開いてしまいましたが、今回は2010年1月及び2月のa11yニュースをお届けいたします。なお、a11yは、aで始まり間に11文字あってyで終わる、accessibilityの短縮形です。

iPhone用Skypeアプリのアクセシビリティ対応

1月18日のThe Mac-cessibility Network -- News [Lioncourt.com]の記事Skype for iPhone Now Features Accessibility for VoiceOver Usersによりますと、iPhone Apps -- Skype for iPhoneが、VoiceOverの利用者にもより使いやすくなったそうです。

特に大きな変更点は、これまで読みあげさせることのできなかったContactのリストを、VoiceOverで確認できるようになったこと。そして、そのリストから、任意のContactに発信したり、チャットしたりすることができるようになったことだそうで、筆者も早速アプリをアップデートして使用してみました。確かに、より快適にSkypeをiPhoneで使用できるようになっており、今後の出張のときなどに活用できるのではないかと感じました。

今年もCSUN Tweetupが開催されます

昨年、CSUNの関連イベントとして初めて開催された、CSUN Tweetupが、今年も現地時間3月26日の午後6時(日本時間では3月27日の午前11時)から開催されることになりました。

CSUN Tweetupは、CSUN参加者でTwitterの利用者が会場に集まって交流を深めるイベントです。なお、昨年のCSUN TweetupにつきましてはCSUN 2009参加レポート3: CSUN tweetupの中でも簡単にご紹介しておりますので、もしよろしければご参照ください。

Twitterクライアント、Qwitterのベータ版公開

昨年5月の当Blogのエントリー、スクリーン・リーダーでTwitterを利用するにはでは、スクリーン・リーダーを使ってTwitterを利用する際に便利なクライアントをいくつかご紹介しました。

Qwitter Clientは、同じようにスクリーン・リーダー利用者が使用することを意識して作成されたソフトウェアで、簡単なキー操作でTwitterのタイムラインを読んだり、投稿したりすることができます。

SAPI版の音声エンジンがあれば、スクリーン・リーダーを起動していない時でもその音声を読みあげに使用できますし、JAWSやNVDAのように、対応しているスクリーン・リーダーが起動していれば、その音声が読みあげに使用されます。

日本語の入力の際に少し慣れが必要なものの、とても便利なソフトウェアだと感じました。

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