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アクセシビリティBlog

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2009年11月13日

「辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシビリティPodcast」第32回 前編

アクセシビリティ・エンジニア 中村

アクセシビリティPodcast 第32回 前編をお届けいたします。今回はJIS X 8341-3 改正原案の達成基準の中から、7.2.4.4 文脈におけるリンクの目的に関する達成基準についてお送りいたします。どうぞお楽しみください。

概要

第32回 前編では以下の内容についてお送りいたします。

7.2.4.4 文脈におけるリンクの目的に関する達成基準
  • 「文脈」とは
  • 「ここをクリック」や「こちら」というリンクテキスト

なお、話題にあがっているサイトなどのリンク先につきましては、「全文を読む」のリンクよりテキスト化された内容でご確認ください。

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なお、ご意見、ご感想などございましたら、当エントリーのコメント入力フォームよりお寄せください。たくさんのご意見をお待ちいたしております。

それでは、どうぞお楽しみください!


「辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシビリティPodcast」第32回 前編MP3ファイルのダウンロード

「辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシビリティPodcast」第32回 前編 テキスト

二人:
辻ちゃん、ウエちゃんのアクセシビリティPodcast!2009!いぇーい
辻:
はい、32回目となりました、アクセシビリティPodcast、本日もミツエーリンクスのスタジオから、お届けしてまいります。わたしは、辻ちゃんこと、ミツエーリンクスの辻勝利です。そして、
ウ:
はい、ウエちゃんこと、インフォアクシアの植木です。
辻:
さらにそして、
ヒロ:
はい、ヒロちゃんこと、ミツエーリンクスの中村浩佳です。
三人:
よろしくお願いします。
辻:
いやー
ウ:
はい
辻:
あの、30回だったと思うんですけれども、
ウ:
うん、
辻:
わたしが、あまりListener's Voiceにお便りいただけないんで、へんな短歌を送って、紹介してもらったんですけど
ウ:
あー、なんとも手の込んだね。
辻:
ええ。
ヒロ:
ありましたね、そんなのが。
ウ:
うん
辻:
その反動かどうかはちょっとわからないんですけども、
ウ:
うん
辻:
最近、アクセシビリティPodcastにコメントをいただきまして、
ウ:
うん、
辻:
ご覧いただければなと思います。
ウ:
うん。まあみなさんも気軽にね、Blogのほうにコメントつけてもらえるとありがたいですよね。
辻:
そうですね。
ウ:
はい。
辻:
はい。それでは本日も、「ウエちゃんが教えてあげる」ということで、改正版JISについて、ウエちゃんにじっくりうかがっていきたいと思います。
ウエちゃんが教えてあげる
辻:
いやー、何度聞いても、ステキですねー。
ウ:
慣れないね。
ヒロ:
(笑)
ウ:
ほんとに。
辻:
なんか大人の魅力というか。
ウ:
恐縮です。
辻:
ぼくみたいな弱小者にはマネできないものを感じますが、さて、前回はなんとも中途半端なところでコンテンツが終わってしまったんですけれども、
ウ:
はい。まああの、全力投球しすぎた感もありましてですね、
辻:
はい。
ウ:
ちょっとあの、ベンチのほうから、「少し投げ急ぎ過ぎるぞ」と。
辻:
あ。
ウ:
「少し抑えていけ」という指示がありましたんで。
辻:
卵とか飛んできました?
ウ:
いや、それはまだ無いんですけどもね。
辻:
あ、そうですか。
ウ:
ちょっと抑えていけというベンチの指示がありましたんで、
辻:
はい。
ウ:
今回じっくりと話していこうと思うんですけれども。前回どこまで行きましたっけ。
ヒロ:
ええと、確か…、
ウ:
うん、
ヒロ:
7.2.4.4 文脈におけるリンクの目的に関する達成基準に入りかけていたところで、確かタイムアップでしたね。
ウ:
あ、そうですね。確かになんとも中途半端な終わりかただったんですけれども。
辻:
実はこの達成基準、
ウ:
うん、
辻:
ちょっと気になっておりましてですね、
ウ:
ほう。
辻:
じっくりウエちゃんに教えてもらいたいなーなんて思ってたんですよ。
ウ:
それで前回、あのタイミングで止めたと。
辻:
(笑)実はそうなんですよね。
ヒロ:
うん、でもわたしも、文脈ってなんだろうってちょっと思いましたね。
ウ:
おお。ヒロちゃんまで。じゃあ今回はですね、7.2.4.4 文脈におけるリンクの目的に関する達成基準について、じっくりお届けしていきましょうか。
ヒロ:
はい。
二人:
よろしくお願いします。
ウ:
はい。まあ確かにヒロちゃんの言うようにですね、文脈ってなに?っていう感じですよね。
ヒロ:
JIS改正原案を読んでみると、「それぞれのリンクの目的が、リンクのテキストだけから、またはリンクのテキストとプログラムで解釈可能なリンクの、文脈とあわせたものから解釈できなければならない」
ウ:
うん。
ヒロ:
「ただし、リンクの目的が、一般的に見て、利用者にとってあいまいな場合は除く」って書いてありますよね。
ウ:
そうですね。で、実はこの達成基準よりも厳しい、等級トリプルAの達成基準というのもありまして、
辻:
はい
ウ:
それが7.2.4.9 リンクの目的に関する達成基準というのがそれなんですけれども、そこにはですね、「それぞれのリンクの目的が、リンクのテキストだけから特定できるメカニズムが利用可能でなければならない」「ただし、リンクの目的が、一般的に見て、利用者にとってあいまいな場合は除く」というのがあります。
辻:
ちょっと待ってくださいね。
ウ:
はいよ。
辻:
違いがわかるようなわからないような。
ウ:
ぼくには、はっきりとその違いがわかるよ。
ヒロ:
さすが、植木真41歳違いのわかる男。
辻:
ウエちゃんコーヒーのCMに出れますね。
ウ:
恐縮です。それより、なんかヒロちゃん、最近芸風変わってきたよね。
ヒロ:
(笑)
辻:
そうですね。
ヒロ:
恐縮です。
ウ:
えー、つまりですね、これは、リンクテキストの文言のことを言ってまして、リンクが画像の場合はですね、代替テキストがそれにあたるわけなんですけども、ほらあの、「ここをクリック」とか、「こちら」ってリンクがたまにあるじゃないですか。
辻:
困るんですよね。
ウ:
でしょ?で、トリプルAの7.2.4.9では、リンクされてる部分だけでリンク先がわかるようにしようということで、これは2004年版でいうと、5.3 g)と同じなんですけれども、「ここをクリック」とか「こちら」というリンクがだめだよ、ということなんですが、シングルAの7.2.4.4 文脈におけるリンクの目的に関する達成基準においては、条件つきでそれでもよし、というふうになってるんです。
ヒロ:
場合によっては、「ここをクリック」とか「こちら」でもOKということですか。
ウ:
そうですね。たとえば、サイトのトップページなんかだと、スペースの都合もあってどうしても、一覧とか詳細というリンクが、いくつかできてしまったりですとか、ニュースサイトとかBlogなんかですと、「続きを読む」というリンクが、やっぱり同じページにいくつかでてきたり、というようなことがありますよね。
ヒロ:
うーん。
ウ:
で、そういうのも含めて、条件付きでOKにしよう、というのが、このシングルAの達成基準なんですよ。
辻:
なるほど。でその条件っていうのはどういうのなんでしょうか。
ウ:
うん、で、そのキーワードが、さっきから出てきてる文脈ってことなんですけど、まあ達成基準のほうでは「プログラムで解釈可能なリンクの文脈」って書いてあるんですけれども。えー、これちょっと辻ちゃんにですね、実際試してもらおうと思って、今日は実際にサンプルのソースコードを、ウエちゃん用意してきました。
辻:
はい。
ウ:
なので、今日はですね、3つパターン用意してきたんですけれども、どういうサンプルかというと、ひとつめはですね、まず、ある文章のなかに「こちら」というリンクがあるやつ。で、ふたつめが、同じ文言のリンクが複数あるんですけども、直前の見だしがそれぞれ違うもの。
辻:
うーん。
ウ:
それからみっつめが、いわゆるデータテーブル、データセルが全部リンクになっているというやつですね。
辻:
なるほど。ではまず、最初のサンプルを聞いていただきましょうか。
ウ:
ひとつめのサンプルなんですけれども、これはですね、P要素の段落に文章がひとつ入ってるんですけれども、その文章のなかに、「こちら」というリンクがあります。たとえばTabキーを使って、「こちら」っていうリンクにフォーカスをあてた場合、こちらだけだとリンク先がなんなのかさっぱりわかりませんけれども、そのリンクが含まれている文全体が読み上げられるかどうか、というのがポイントです。
辻:
はい。じゃあまずPC-Talkerを使って、実際に読んでみましょうか。
ウ:
はい。
辻:
ええと、今コンテンツが出てまして、Tabキーを押しまして、
PC-Talker:
こちら リンク
辻:
今「こちら リンク」と
ウ:
うん
辻:
いうふうに読まれましたね。
ヒロ:
うん
ウ:
はい。
辻:
で、ここで、前後の文章を読んでみることにしたいんですけれども、Ctrlと↑キーを押しますと、
PC-Talker:
辻ちゃん なかてん ウエちゃんのアクセシビリティPodcastは てん
辻:
ここまでが、こう文章として聞こえると。で、
PC-Talker:
こちら リンク
辻:
次の行にいくと「こちら リンク」というふうに読まれて、もう一回Ctrlと↓を押すと
PC-Talker:
で おたのしみください まる
辻:
というふうに、これで一文になるわけですよね。
ウ:
なるほど。まあ「こちら」だけだとわかんないんですけども、こうやって文章全体を聞いてみると、その「こちら」っていうリンクがどこに行くのか、なんとなくわかるという感じですかね。
辻:
はい。
ウ:
はい。
辻:
じゃあ同じものを
ウ:
うん
辻:
ちょっとJAWSの読み上げで聞いてもらいたいと思うんですけれども
二人:
はい
辻:
えー、まず、JAWSの最初に起動したときの読み上げだと、PC-Talkerと同じように
JAWS:
辻ちゃん なかてん ウエちゃんのアクセシビリティPodcastは てん
辻:
ここで行が変わって
JAWS:
リンク こちら
辻:
で、
JAWS:
で おたのしみください まる
辻:
こんなふうに分かれて
ウ:
うん
辻:
聞こえるんですね。
ウ:
はい。
辻:
それが、JAWSの設定のなかで、
ウ:
うん
JAWS:
JAWSを文書表示モード ハイフン 簡易レイアウト
辻:
文書表示モードっていうのがありまして、
ウ:
はい
ヒロ:
うん
辻:
これを
JAWS:
D 文書表示モード ハイフン 画面レイアウト
辻:
画面レイアウトっていうのに変更しますと、
JAWS:
辻ちゃん ブランク 辻ちゃん なかてん ウエちゃんのアクセシビリティPodcastは てん リンク こちらでおたのしみください まる
ウ:
ほう
辻:
このように
ヒロ:
うん
辻:
もともと1行の文章として、画面に表示されてるとおりに読まれるというモードもあります。
ウ:
なるほどですね。まあ要はですね、
辻:
はい。
ウ:
p要素の中に文章の段落が入っていて、そのなかに「こちら」ってリンクが入っていれば今みたいな感じで、文章全体を確認すればリンク先がわかるようになる。まあなればOKというのが、ひとつめのサンプルですね。
辻:
はい。
ウ:
はい。
辻:
ということで、サンプルを紹介していきますと、すごく時間のたつのが早いですね。ここからは、後編のほうで、サンプルを紹介していきたいと思います。

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