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2009年7月21日

【iPhone 3GS使用レポート3】: 使用できなくなったiPhoneを復旧

アクセシビリティ・エンジニア 辻

筆者がiPhone 3GSを購入してから、早いもので2週間ほどが過ぎました。最近はなんとなくですが、画面上のどこにどんなアイコンがあるのかを感覚的に覚えてきたような気がしています。例えば、電話をかけたければ画面の左下のほうに電話のアイコンがあるとか、今何時なのかを知りたければ画面の右上のほうに時計のステータスバーがあるといった具合に、画面中をあちこち探し回らなくても目的を達成できるようになってきました。ところで、機器の操作に慣れてくると、いろいろな機能を試してみたくなるものです。今回はその中から、筆者のiPhone使用中の初めての失敗について書いてみたいと思います。

iPhoneを使い始めて程なく、同僚のアドバイスでiPhoneにパスコードロックをかけることにしました。設定メニューからVoiceOverを使って、簡単にパスコードロックをかけることができます。パスコードは4桁の数字で指定するのですが、数字のキーを押すたびに、押された数字をVoiceOverが読んでくれます。また、ロックしたiPhoneにパスコードを入力する場合にも、もちろん音声での読み上げが行われます。

ここで気になるのは、ロックを解除しているときにスピーカーから音を出していると、近くにいる人にパスコードが知られてしまう可能性があることです。付属のイヤホンなどを使用すれば、それは回避できると思うのですが、例えば指紋を使った認証など、もっと安全なロック解除の方法があると便利だなと感じました。

その日、何度かロックと解除を試した後、「これなら問題なくプライバシーを守ることができる。」と安心してロックをかけたまではよかったのですが、しばらく使っているうちに、なんど試してもロックがはずせなくなってしまいました。「iPhoneは使用できません」というメッセージだけが読み上げられて、最後には緊急電話にしか発信できないようになってしまいました。

結局その日は帰宅するまでiPhoneを使用することができなくなってしまいましたが、自宅のPCに接続することで、バックアップ用のデータを復元してパスコードロックを解除することができました。その作業には1時間くらい時間が必要でしたが、スクリーン・リーダーを使ってiTunesの画面情報を読みながら、すべての作業を一人で行うことができました。

その作業の途中、iTunesでiPhoneの制御を行うメニューの中に、VoiceOverの設定を行うことができる項目があることを知りました。筆者は先日iPhoneを購入した際、お店でVoiceOverを使えるようにしてもらったのですが、このメニューがあることで、例えば購入したばかりのiPhoneを、スクリーン・リーダーの利用者が独力で使用できるようにすることも不可能ではないということがわかりました。

今回のできごとから、自分で設定したパスコードを忘れてしまう筆者には大いに問題があるものの、たとえそのような状況になったとしても、iPhoneをVoiceOverの利用者が独力で復旧させることができるように設計されている点がすばらしいと感じました。

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