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アクセシビリティBlog

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2009年6月9日

Accessible Interface to YouTube

アクセシビリティ・エンジニア 辻

動画共有サイトのYouTubeを、筆者もスクリーン・リーダーを使って利用することがあります。YouTubeでは、興味のある動画を検索したり、関連動画の一覧から選択して閲覧することができるのですが、たとえば検索結果のページから目的の動画を探すのが難しかったり、動画の再生や停止はできるものの、巻き戻しや早送りが難しかったりと、スクリーン・リーダー利用者にとっては利用が困難なWebサイトのひとつであるといっても過言ではないでしょう。

本エントリーでは、先日WebAIMのメーリングリストで紹介された、YouTubeをよりアクセシブルにしたWebサイト、Accessible Interface to YouTubeについて書いてみたいと思います。

Accessible Interface to YouTubeは、Newcastle UniversityのThomas Jolliffe氏が卒業研究の中で作成されたもので、スクリーン・リーダーを使用している筆者にとっては、とても利用しやすいものでした。検索結果ページで閲覧したい動画を容易に探せたり、自動的に動画が再生されないようになっていたりと、これまで「使いづらい」と感じていた部分への対応が行われている点がすばらしいと感じました。

また、再生ページには以下のショートカットキーがあり、「Play」や「Skip Back」といったボタンを探さなくても、すばやく動画を制御できるようになっています。

Alt+Z
再生と一時停止の切り替え
Alt+X
巻き戻し
Alt+C
早送り

また、Accessible Interface to YouTubeでは、WAI-ARIAを用いて支援技術に情報が提供されており、対応するスクリーン・リーダーを使ってアクセスすれば、より多くの情報を得ることができます。たとえば、再生したいビデオの状態が、再生中なのか読み込み中なのかを確認できる機能、ページ内に設定されたランドマークを使って、簡単にページ内の別の箇所に移動できる機能が便利だと感じました。

作者のJolliffe氏は本年7月に大学を卒業される予定で、その後にAccessible Interface to YouTubeを一般公開される予定とのことです。さらに、この研究に関するレポートも公開される予定とのことですので、今後の動きにも注目していきたいと思います。

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