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コントラスト比の最低基準を修正したカラー・コントラスト・アナライザー 2.2公開

2008年12月25日
アクセシビリティ・エンジニア 中村

すでに12月12日付 の当Blogのエントリーでも取り上げましたが、WCAG 2.0では、Proposed Recommendation(勧告提案)の段階から、Recommendation(勧告)になるにあたり、最小コントラストの達成基準が5:1から4.5:1へと変更されました。

それに伴い、WAT-Cが開発を行っているツール「Contrast Analyser」の新しいバージョンが公開されました。Contrast Analyser 2.2では、背景色と前景色をスポイトツールで選択することで、最小コントラスト比(4.5:1)が確保されているかを簡単に確認することができます。

現在、英語、イタリア語、ドイツ語、フランス語、チェコ語、繁体字中国語版のContrast Analyzer 2.2 Windows版・MAC版が公開されています。

日本語翻訳版であるカラー・コントラスト・アナライザー 日本語版 2.2も同様のバージョンアップがおこなわれていますので、2.1以前のバージョンをお使いの方やコントラストを確認するツールをお探しの方は、これを機にダウンロードされてみてはいかがでしょうか。

コメント

こんにちは。
盲ろうのトマトといいます。
さてカラーコントラストアナライザーわ
盲ろうでも使えるでしょうか。
よろしくおねがいします。

Posted by: とまと : 2009年1月 5日 17:14

トマト様

コメントをいただきまして、ありがとうございました。
お使いのスクリーン・リーダーにもよるかとは思いますが、手元でテストしたJAWS 7.10日本語版やNVDAでは、カラー・コントラスト・アナライザーの画面上の一部の操作項目を確認することができました。
実用的に利用できるかどうかはわかりませんが、操作に慣れることで、スクリーン・リーダー利用者にも16進数で前景色と背景色を指定しての操作はできるかもしれません。
ただ、本エントリー中で紹介しておりますスポイトツールに関しましては、全盲の私は操作することができませんでした。

ご質問への適切な答えとはならなかったかもしれませんが、参考にしていただけましたら幸いです。

Posted by: アクセシビリティ・エンジニア 辻 : 2009年1月 6日 09:19

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