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2008年7月24日

Googleのショーケースで学ぶAxsJAX(第2回)

アクセシビリティ・エンジニア 辻

最初にAxsJAXについて書いてから時間が経過してしまいましたが、第1回では、Rich Internet Applicationと支援技術との間の橋渡しをすべく、作成が続けられているWAI-ARIAについて、その役割をご紹介しました。本エントリーではそれを踏まえて、AjaxコンテンツをアクセシブルにするためのAxsJAXのShowcaseから、AxsJAXで拡張されたGoogle Web Searchを、Fire Voxの読み上げ内容とともにご紹介します。なお、音声の内容をテキスト化したものを文末に記載しましたので、音声とあわせてご利用ください。

AxsJAXで拡張されたGoogle Web Searchでできること

今回筆者がテストしたのは、Google SearchのAxsJAX拡張版で、Google検索の基本機能のほかに、以下のような機能が追加されています。

これらのAxsJAXで拡張されたGoogle検索を利用する簡単な方法は、Firefox用のアドオン、Fire Voxを使用することです。筆者は、以下の環境でテストを行いました。

テストした項目と音声

上記の環境でGoogleにアクセスし、「accessibility」という単語の検索を行いました。http://www.google.comにアクセスした後、/キーを押して検索語入力ボックスに移動し、「accessibility」という単語を入力して検索を開始しました。

ほどなく検索結果が表示され、Jキーで次の検索結果に、Kキーで前の検索結果に移動できました。検索結果のページタイトルと、ページのサマリーが読み上げられ、目的のページであればそのままEnterキーを押すことでページを開くことができました。ここまでですと、JAWSなどの見出しジャンプができるスクリーン・リーダーで検索結果にアクセスしたのとあまり差はありませんが、AxsJAXで拡張された検索結果では、さらにSキーで関連キーワードの読み上げができたり、Cキーで関連カテゴリを読むことができるなど、Fire Vox利用者が簡単に情報にアクセスできるような仕組みが提供されていました。

今回はFire Voxを用いて検索を行いましたが、ショーケースの中ではFirefox用のアドオン、Greasemonkey用のスクリプト、GreaseMonkey script for AxsJAX enhancementsやAxsJAX拡張を行うためのブックマークレットを使用しても同じことができるとの記述がありました。

筆者は日常、Googleの検索結果を便利に使いこなしているつもりでいたのですが、AxsJAXで拡張された検索結果の閲覧においては、今まであまり使用したことのない機能を簡単に利用できる点がすばらしいと感じました。テストを行った環境はFirefox 2にインストールされたFire Voxでしたが、現在はFirefox 3にインストールして動作するFire Voxが公開されています。

次回は、AxsJaxで拡張されたGoogleカレンダーについて紹介します。

テキスト化された各音声の内容

音声1の内容
辻:
それでは、Fire VoxをインストールしたFirefoxを起動してみましょう。
Fire Vox:
HTML title Mozilla Firefox Start Page
辻:
今、Firefoxが起動して、スタートページのタイトルが読み上げられました。ここでCtrlキーとLキーを押して、ロケーションバーに移動してみます。そして、今回検索で使用する、Googleのアドレスを入力してみます。
Fire Vox:
Location bar http:/ g o o g l e . c o m
辻:
今、アドレスが読み上げられている途中でgoogle.comと入力して、Enterキーを押しました。
Fire Vox:
HTML title Google
辻:
ここで音声を止めまして、/キーを押して検索文字列を入力できるエディットボックスに移動します。これは、Fire Vox用に用意されたAxsJAXのコマンドです。
Fire Vox:
Text blank the text field is empty
辻:
ここには検索文字列を入力できますので、accessibilityとアルファベットで入力して検索してみましょう。
Fire Vox:
a c c e s s i b i l i t y
辻:
Enterキーを押して検索を開始します。ここまで、Firefoxを起動してロケーションバーに移動し、Googleのページを開きました。そして、検索文字列を入力して、Enterキーを押したところまでを紹介しました。
音声2の内容
辻:
それでは、検索結果を読んでみましょう。
Fire Vox:
Accessibility - Wikipedia, the free encyclopedia Accessibility is a general term used to describe the degree to which a product (e.g., device, service, environment) is accessible by as many people as en.wikipedia.org/wiki/
辻:
最初の検索結果、Wikipediaの内容が読み上げられました。ページタイトルとともに、検索結果のサマリーも読まれています。ここでJキーを押すと、次の検索結果に移動することができます。
Fire Vox:
Web Accessibility Initiative (WAI) - home page Guidelines and resources from the World Wide Web Consortium
辻:
最後にもうひとつ検索結果を聞いてみましょう。
Fire Vox:
Dive Into Accessibility A 30 day guide to making a website more accessible. Can be downloaded as a PDF.
辻:
このように、次の検索結果に移動する場合はJキーまたは下矢印キーを、そして、今回は紹介しませんでしたが、前の検索結果に戻る場合はKキーまたは上矢印キーを使用するところまでを紹介しました。
音声3の内容
辻:
次に、関連検索候補を読んでみましょう。Sキーを押しますと、
Fire Vox:
handicap accessibility ada accessibility accessibility validator building accessibility accessibility testing accessibility for disabled ada
辻:
このように、accessibilityに関連した検索キーワードを読ませることができます。もし気になる検索項目があれば、その音声が聞こえているところでEnterキーを押すと、検索結果が表示されます。

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