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「辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシビリティPodcast」第14回 前編

2008年4月25日
アクセシビリティ・エンジニア 中村

写真:ホテル自室にて椅子に座りポーズを取る辻ちゃん・ウエちゃん アクセシビリティPodcast、第14回 前編をお届けいたします。今回も前後編に分けてお送りいたします。前半は先月参加してまいりましたCSUN2008の報告を皆さんにお伝えしてまいります。

概要

第14回 前編では、CSUN2008に関する情報として、

  • NVDAの紹介
  • Macに標準搭載のVoiceover

についての話題を扱っています。

なお、話題にあがっているサイトなどのリンク先につきましては、「全文を読む」のリンクよりテキスト化された内容でご確認ください。

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なお、ご意見、ご感想などございましたら、当エントリーのコメント入力フォームよりお寄せください。たくさんのご意見をお待ちいたしております。

それでは、どうぞお楽しみください!


「辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシビリティPodcast」第14回 前編MP3ファイルのダウンロード

「辻ちゃん・ウエちゃんのアクセシビリティPodcast」第14回 前編 テキスト

植木、辻(以下、二人):
辻ちゃん、ウエちゃんのアクセシビリティPodcast、シーズンスリー、いぇ~い!(拍手)
辻:
はい、アクセシビリティPodcastシーズンスリー、今回もミツエーリンクスのスタジオからお送りいたします。
植木(以下、ウ):
はい。
辻:
えー、私はミツエーリンクスのアクセシビリティエンジニア、辻ちゃんこと辻勝利です。そして、
ウ:
はい、えー、ウエちゃんことインフォアクシアの植木です。よろしくお願いしまーす。
辻:
よろしくお願いいたします。今回は、えー、先日参加してまいりましたシーサン(CSUN)2008というカンファレンスに関する情報をお伝えしてまいりたいと思います。
ウ:
はい、えーと、このCSUNの報告はですね、
辻:
はい。
ウ:
月1回で3回シリーズで、
辻:
あ、そうですね、
ウ:
お届けしていきます。で、今日はその1回目になるんですけども、えー、今日はですね、えーと、前編後編に分けまして前編の方でCSUNの報告を二つ、
辻:
はい。そして、
ウ:
後編の方では、Listener's Voiceをまたお届けしていこうかなと、
辻:
はい。
ウ:
思います。
辻:
今回のCSUN2008の内容は、えー、NVDAというスクリーン・リーダーの話と、
ウ:
はい。
辻:
Macintosh用のスクリーン・リーダーVoiceoverについてお伝えしていきたいと思います。
ウ:
はい。
CSUN2008
辻:
はい、えー、それでは最初のトピックNVDAに関する情報をお伝えしていきたいと思います。
ウ:
はい。
辻:
NVDAというのは、
ウ:
はい。
辻:
えー、オーストラリアのMichael Curranさんという方を中心に開発が続けられている無料でオープンソースのスクリーン・リーダーです。
ウ:
はい。
辻:
で、えー、今回のCSUNでは、NVDAの日本語化チームと、開発者の方々とのミーティングを行うことが出来ました。
ウ:
はい。
辻:
で、ちょっとですね、えー、開発者のMick、Michael Curran氏とJames Tehさん、えーと、JamieからアクセシビリティPodcastのリスナーの皆様に向けてメッセージをいただいて参りましたので、
ウ:
はい。
辻:
これを聞いていただきたいと思います。
ウ:
はい。
Mick:
My name is Mick Curran and I've been developing NVDA for about 2 years now and
Jamie:
I'm Jamie Teh and I've been developing NVDA along side of Mick almost from the beginning. It's great to see the non English speaking community benefiting from NVDA so much. We've been very impressed by the response from translators and users we never expected. NVDA to go as far as it has especially in countries outside Australia and US and, yeah I hope you enjoy using it.
Mick:
Yes, thank you for using NVDA.
辻:
えー、というメッセージだったんですが、簡単に意訳しますと、
ウ:
はい。
辻:
えー、NVDA開発者、あのMickさんが、まぁ、大体2年くらい開発をやっていますと。で、Jamieさんもほぼ最初の頃から開発に参加してますと、
ウ:
はい。
辻:
という話で、まぁ、アメリカやオーストラリアなどをはじめとした英語圏以外の国々でこう、こんなにNVDAが利用されてあの、たくさんのメッセージをいただけるというのは、あの、考えてもいなかったと、
ウ:
うん。
辻:
いう風に、おっしゃっていますね。
ウ:
はい。
辻:
で、今後もNVDAをどんどん使って下さい、というようなメッセージをいただきました。
ウ:
二人はね、とっても若いんだよね。
辻:
そうですね。
ウ:
23歳と24歳だっけ。
辻:
そうですね。
ウ:
ねぇ、若くて優秀なエンジニアでした。
辻:
はい。
ウ:
はい。
辻:
NVDA開発者の方々とのミーティングについてはあの、私がちょっとコラムで書かせていただきましたので、併せて読んでいただけたら嬉しいです。
ウ:
はい。
辻:
はい。えー、今回はですね、このCSUNコンファレンスのためにリリースされたNVDA 0.6 prerelease1というのがあるんですけれど、これを簡単にご紹介したいと思います。
ウ:
はい。
辻:
で、このNVDA 0.6 p1ではウェブサイトの情報を読み上げるための仮想バッファというのがすごく高速化されてまして、
ウ:
うん、
辻:
アドレスを打ち込んですぐに読み上げを始めることが出来るようになったりしてます。
ウ:
うん、うん、うん。
辻:
かなり、あのー、機能的に改良されてるんですが、
ウ:
はい。
辻:
で、ちょっと特徴的なのが、画面に表示されている通りに、こう、ウェブコンテンツを読み上げることが出来るようになったという点なんですね。
ウ:
うん。
辻:
ちょっと音声だけで、あのー、理解していただくの難しいかもしれないんですけど、今までのスクリーン・リーダーだと文章中にリンクが出てくるとそのリンクのところで、一旦あの、行が切れまして、改行されてリンクだけが別の行として読まれて、さらにこう、その文章が次の行に続くという読み方をしてたんですけど、この0.6ではリンクも含めたテキストが一行として読まれます。
ウ:
うん、うん。
辻:
ちょっと音声を聞いていただきたいんですが、
ウ:
はい。
NVDAの音声:
見出しレベル3、CSUN2008、アクセシビリティエンジニア辻、リンク、昨年の当BlogのエントリーCSUN 2007でもご紹介いたしましたが、今年も3月10日から15日までの期間で開催された世界最大級のアクセシビリティに関する国際会議、リンク、Center on、リンク、Disabilities' 2008 Technology & Persons with Disabilities Conference 通称CSUN 2008 に参加し、発表を行ってきました。
辻:
えーと、これが新しいバーチャルバッファで読み上げた内容なんですが、
ウ:
うん。
辻:
あんまり、あの、ちょっと途中でリンクが切れちゃったんですけど、
ウ:
うん、
辻:
ほとんどこう、違和感なく一個の文章みたいに読み上げることが出来た、と、
ウ:
うん、うん、
辻:
思います。
ウ:
はい。
辻:
はい。で、NVDAに関してはこの他にもたくさんの改良がありますので、あの、ぜひ皆さんも機会がございましたら、あの日本語版で試していただきたいなと、
ウ:
はい。
辻:
思っております。
ウ:
なんかね、MickとJamieもカンファレンスに間に合わせようと思って最後の追い込みは凄い大変だったみたいですよね。
辻:
そうですね。日本語訳するのも大変だったんですよ。はい。
ウ:
まぁ、無事にリリースできたということで、
辻:
はい。
ウ:
ぜひ皆さんにも試してみていただきたいなと、
辻:
はい、
ウ:
ということですね。
辻:
はい。
辻:
続いてはMacに標準搭載のVoiceoverに関するセッションに参加した話をさせていただきたいと思います。えー、これウエちゃんと僕、あの、両方とも参加したんですよね。
ウ:
一緒にね、横に並んで参加しました。
辻:
で、一人に一台ずつのMacintoshコンピューターが、あのー、貸し出されまして、
ウ:
はい。
辻:
それを使いながら、えー、セッションに参加するという、まぁ、Hands Onみたいな、
ウ:
そうだね、
辻:
感じのセッションでした。
ウ:
これ、僕は初めてだったんですけど、辻ちゃんVoiceover使ってみたのは、
辻:
あ、えーっとですね、以前ちょっと検証をやったときにVoiceover使ったんですけれど、
ウ:
あ、なるほど、なるほど。
辻:
ちゃんと使ったのは僕も初めてですね、
ウ:
あ、なるほどねー、はい。
辻:
はい。それで、えーと特徴として、まぁ、Macを買うだけで、スクリーン・リーダーも手に入るというですね、なんか、
ウ:
なんか、これはMac OSに標準に組み込まれてますからねぇ。
辻:
そうなんですよね。
ウ:
はい。
辻:
素晴らしいなぁ、と思ってみたんですけど、
ウ:
うん、うん。
辻:
で、読み上げ内容を画面に表示させることが出来る機能も持っています。
ウ:
うん。
辻:
だから、あの、スクリーン・リーダーって、あの、使ってる僕なんかは音声を聞いてるから良いんですけれど、初めてスクリーン・リーダーの音声を聞く人とか、あの、画面は見えるんだけど、スクリーン・リーダーユーザーをサポートしなきゃいけない人っていうのが、
ウ:
うん。
辻:
いらっしゃると思うんですけれど、そういう方がスクリーン・リーダーが今何を読んでいるんだろうというのを画面上で確認できるっていう、
ウ:
うん。
辻:
機能がありました。これ、ウエちゃん画面上いかがでしたか。
ウ:
うん、何かね、この画面表示してくれるっていう機能もあるし、あともう一個は点字、
辻:
あー、はい、はい、はい、点字の、
ウ:
を、
辻:
画面内に、
ウ:
画面に表示するっていう機能もあったりとかしてですね、
辻:
あ、
ウ:
まぁ、そういうそのユニークな機能もそうだし、あと色んなこうショートカットキーとかキー操作も教えてもらったんですけど、
辻:
はい。
ウ:
なんかこう随所にAppleらしさっていうんですかね、
辻:
そうですね、
ウ:
そもそも使いやすい、わかりやすいっていうのが何か印象的だったんですけどね、
辻:
はい。
ウ:
はい。
辻:
はい、何かMac欲しくなっちゃいましたねぇ。
ウ:
ねぇ。
辻:
僕はウエちゃんとは別にもう一個ですね、Voiceoverを使ってiTunesを使おうっていうセッションがあったんですけど、
ウ:
はい。
辻:
そっちにも参加してきまして、
ウ:
はい。
辻:
iTunesストアで、あのー、買いたい曲の視聴をしてみたりとかですね、
ウ:
うん、
辻:
あとはライブラリに入ってる曲をあの、視聴したりするような操作がほとんど問題無く、
ウ:
おー、
辻:
Voiceoverを使って出来るという、のを体験してきました。
ウ:
へぇー、
辻:
日本語版は残念ながらまだMacintosh、
ウ:
うーん、
辻:
あの、Voiceoverを読み上げることが出来ないんだと思うんですけど、
ウ:
うん。
辻:
今後は日本語版が出たら、ぜひ買ってみたいですね。
ウ:
ねぇ、これ日本語版対応したら僕買うよ。
辻:
買ってみたいですね~。
ウ:
間違いなく。
辻:
はい。
ウ:
で、何かあれね、辻ちゃんあの休日に、
辻:
あ、サンタモニカでね、
ウ:
向こうの、サンタモニカのAppleストア行って、
辻:
はい。
ウ:
ちょっとVoiceover使ってtwitterやってみまーす、って言って、
辻:
あ、そうですね。
ウ:
どうだったの。
辻:
いやー、何かですね、本当にお店に普通に展示しているMacでちょっとしたキー操作するだけでVoiceover立ち上がって、
ウ:
うん、
辻:
で、普通にSafariで書き込みが出来たんで、面白かったですね。
ウ:
ねぇ。簡単に出来たよね。
辻:
えぇ。ということで、
ウ:
今後のMac OSにも期待していきたいですね。
辻:
はい。
ウ:
はい。
辻:
ということで、MacとVoiceoverに関する話題でした。
辻:
ということで前編のCSUN2008の報告をお伝えしました。えー、引き続き後編のListener's Voiceもお楽しみ下さい。それでは、
二人:
アディオス、アミーゴス!

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