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アクセシビリティBlog

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2007年1月18日

音声合成記述言語 SSML 1.1

アクセシビリティ・エンジニア 中村

World Wide Web Consortium (W3C) は1月10日、音声合成への対応を世界中の自然言語へと拡大の報道発表にありますとおり、音声合成記述言語 SSML 1.1 公開草案初版を公開しました。

音声合成記述言語 SSMLとは

Webおよびその他のアプリケーションにおける音声合成を支援する、XML標準に基づいたマークアップ言語です。W3C勧告となっているのは、2004年9月7日に公開されたバージョン1.0で、その目的については当時のW3Cによる報道発表、SSML 1.0 の公開について (W3C 勧告)において説明されているように、「音声合成機能を持つ様々なハードウェアやソフトウェア間での横断的な相互運用の推進」、「他の Web 技術との統合」、「Web における音声対応の強化」などが挙げられます。

この技術の中でひとつの例を挙げますと、前述の「音声対応の強化」において最優先課題のひとつとされている『発音』の例がわかりやすいかと思います。同仕様書ではひとつの例として、「今日は」という文字列を「きょうは」と読むべきか、「こんにちは」と読むべきかをsub要素で指定する、というものが挙げられています。

そのほかにも、固有名詞を正しく発音できるようにするなど、この言語の採用により、アクセシブルであり、かつ高品質な音声合成機能の利用が可能になることが期待されます。

今回発表されたバージョン1.1における変更点

2007年1月10日付けで公開されたバージョン1.1では、さらなる国際化に向けての機能が盛り込まれています。

新しい機能の一例として、w要素(注:要素名については、他の候補も挙げられています)というものが追加されています。この要素は、日本語や中国語をはじめとする、スペースを単語の区切りとしない、もしくは別の用途に使う言語において、単語間の境界を明確にする為に使用されます。

以上のように、今回はSSMLについて簡単にご紹介いたしました。Webの音声による利用、そしてその国際化はアクセシビリティに関する大きな要素であると考えられますので、今後も何か関連の話題があれば、ご紹介していきたいと思います。

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